読む冊数は意外に少なかった
トレードの本といえば「○○投資法」などの本が思い浮かびます。株人気が出てから、その人気とともに出版される本の数も増えてきていて、読者はその中から厳選しなければならないので、ある意味「選ぶための目」が必要になってきている時代でもありますね。さて、下の表が結果報告です。半数が0~5冊と回答。本を選び抜いて読んでいる。本は量よりも質? |
これは私の感想ですが、結果を見た限り「意外に少ないんだな」と思いました。もちろんすべての方が回答をしてくださったわけではありませんが、実は一番多いのは6冊~10冊なのではないかと思っていたのです。しかし結果はそうではなく、本を選びに選んで読んでいることがうかがえます。
そもそも、なぜ本を読むのでしょうか。そんな疑問が浮かびますが、その理由は3つあると考えられます。
売買タイミングがつかめない場合の参考書になる
はじめてトレードをする人や、はじめてから日が浅く、どうしたら効率よく利益を得られるのかを模索している人がこのパターンです。いきなり売買してみても最初はビギナーズラックで勝てるかもしれませんが、回数を重ねるとなかなか勝てないもの。そこでしっかりとした土台作りや知識かためをする他に、うまくいっている人の勝ちパターンを真似てみようとするのです。どうやったら勝てるのか、そのパターンを本から吸収するのは一番安上がりで手っ取り早い方法です。しかし、ここで気をつけなければならないのは、著者と100%同じように売買するのは非常に難しいということです。
トレーダーにはクセのようなものがあり、これは自然に出てきてしまうものです。生まれ持ったセンスなども含まれるかもしれませんが、いくら本で説明しても、著者自身が気づかないうちに出てきてしまうものなので、なかなか真似することができないのです。そのため、微妙な違いが生じ、これが利益の差になってしまうこともあるのです。
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