世界の時価総額ランキング
6月13日の時点で野村証券が集計した世界の時価総額。昨年は2位に甘んじたアメリカの石油最大手のエクソンモービルがトップとなりました。2位は、昨年トップだった中国のペトロチャイナ。そして第3位には、昨年7位だったロシアのガスプロムが入っています。カッコ内は、前年比。野村証券調べ。6月13日終値基準。英FTSE算出ベース。 |
エネルギー関連をピックアップすると、他にもブラジルの国営石油会社ペトロブラス、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)などが10位以内に入りました。エネルギー関連の会社の時価総額が増えていることがわかります。
ただ、中国のペトロチャイナは、昨年の約半分まで減っています。これは中国市場自体が大きく下がったためです。
ところで、時価総額とはいったい何でしょうか。
時価総額とは「企業の価値」
時価総額は株価に発行済み株式総数を掛けた額です。もしくは、企業全体の価値から有利子負債額を引いた残りの額としても計算することができます。個別企業の場合、時価総額はその銘柄の「価値」を示していて、ようするに、「その会社はいくらで買えるのか?」を考えたときの額ということもできます。6月29日現在、日本での上位5社はトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、任天堂、日本電信電話、キヤノンとなっています。時価総額は下の表で確認ができます。
資料はYahoo!ファイナンスより |
時価総額の動きやランキングは、Yahoo!ファイナンスの時価総額ランキングで見ることができます。毎日更新されるので、仮に株価が大きく上がる、あるいは下がるということがあれば時価総額も大きく変わるので、順位が変わってくることもあります。ただ、トヨタ自動車は、2位に大きな差をつけているので、トップの座を奪われるということは、そう簡単には起きそうもありません。
仮に奪われるとすると、どのようなことが起きた場合なのでしょうか。