国の理解と長期投資
海外投資の場合、日本への投資と違って肌で感じることができないことが多いのです。実際の成長を確かめるためには現地に行って、目で見て雰囲気を肌で感じることが必要です。しかし実際問題として、時間の問題、渡航費用の問題があるので、そう簡単にはいかないようです。もしそうであれば、やはり自分で納得できるまでとことん調べる必要があります。その上で投資をする。これが海外投資における条件の1つとなるのです。
自分で納得ができるまで調べておけば、株価の変動にも動じることがなくなります。海外の場合、国の成長に乗るというのが基本スタンスになるので、そうすると長期投資となります。そのため、ちょっとした株価の動きで一喜一憂していてはとても海外投資はできません。
こういった株価の動きにもドンと構えていられるようにするには、その国の成長を信じることができるだけの納得が必要となるのです。
成長に乗るということ
日本経済はすでに成熟されたものとなり、今後大きな伸びが期待できるかというと、ちょっと疑問符がついてしまうかもしれません。しかし、海外に目を向けると、これから成長をしていく、あるいは成長の途中にある国がたくさんあります。新興国がその代表でしょう。昭和の日本と呼ばれる国もあるくらい。もし昭和の日本と同じなのであれば、その国のインフラを整えるような企業やその国を代表するような企業に投資をしていけば知らないうちに株価が上がっているということになるのかもしれません。
たとえば中国ではペトロチャイナがその代表でしょう。中国に投資をするという場合、おそらくほとんどの人がペトロチャイナを買っていたのではないでしょうか。仮に2001年から買っていたとすると一時20倍以上になったことになります。こういう可能性が眠っているのが海外の市場なのです。
ペトロチャイナの月足チャート。出所:マネックス証券中国株のページ |
ここまでは海外投資の魅力を紹介してきましたが、ではリスクはどうなのでしょう。次のページでは海外投資のリスクを確認します。
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