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上がる?下がる?株価の動きを読む方法

遠い未来の株価を正確に読むことは難しいですが、数分後の株価をある程度読むことは、案外できるもの。その方法は…。ということで、今回は近い将来の株価を予想する方法を紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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株価を予想する最強ツール

投資をしている人であれば、株価の動きは気になるところだと思います。特にデイトレードなどの短期売買をしているトレーダーにとっては、これから数分後に株価が今よりも上がるのか、下がるのかを予測することがとても重要。

ではどうやって株価の動きを予測するのでしょう。短期トレーダーが見ているのは、「板」と呼ばれる注文株数です。これはトレーダーの間では日常的に使われる用語の1つ。

ネット証券のツールには短期売買向けにこの「板」が表示されるものがあります。マネックス証券の場合には、「マネックストレーダー」や「マーケットボードプロ」を無料で利用することができます。
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マネックス証券の「マネックストレーダー」。板はもちろんのこと、チャートの表示や銘柄管理もできる。出所:マネックス証券ホームページ

楽天証券の「マーケットスピード」は無料で使える条件があるので、それに該当すれば3か月間は無料で使えます。ジョインベスト証券の「ジョインベスト・エクスプレス」は口座を持っていれば無料。

こういったツールをうまく使いこなすことによって、デイトレーダーは利益を上げているわけです。

板の厚さによって株価の動きを予想する

ツールを表示すると、板情報が出てきます。売り注文の方を「売り板」、買い注文の方を「買い板」をいって、これによって株価が上がるのか下がるのかを予想することもできます。
買い板のほうがたくさんある場合、「買い板が厚い」と言って、ようするに買いたいという人がたくさんいる状態なので、株価が上がっていくと考えるのが自然です。
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買い板が厚い状態。株価は321円と320円で動くが、320円の方に注文が多いため、株価が上がる可能性が高い。


逆に売り注文がたくさん出ている場合は「売り板が厚い」と言って、この場合には株価が下がる傾向にあります。
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売り板が厚い状態。上と同じように株価は321円と320円で動くが、株価は下がる可能性の方が高い。

イメージとしては、「買い」という勢力と「売り」という勢力があって、ぶつかりあっているという感じです。基本的には、勢力が強い方、つまり数が多いほうが強いわけです。ただ、いくら数が多くても負けるときはあるのですが。なので、あくまで傾向ということで考えて、もし思惑と違う方向に株価が動いたら、すぐにロスカットをすることも大切です。

さて、板についてわかったところで、次のページでは「板の特徴」についてみていきましょう。
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