株価が2倍になる可能性がある?
ただし、株価が100円未満の場合、1日の中で動ける範囲は上下30円まで。ということは、仮に株価が29円でストップ高になれば59円となり、1日で株価が2倍になることになります。以前、ある銘柄の株価が1円になったことがありました。その場合、1円で買うことができて、2円で売ることができれば、単純に株価が2倍になったところで売ることができたわけです。
ただし、株価が1円になるような銘柄は問題を抱えた銘柄でもあるので、長く持とうという株ではありません。あくまで、超短期で利益だけを狙うような銘柄です。同じように、株価が安い銘柄の場合には、ゲーム感覚でトレードをされる場合があるので、下手に手を出すと痛い目にあうかもれません。
長期的に見れば株価が数倍になることもある
これまでは1日という短い期間で株価が2倍になるならないと見てきましたが、時間軸を長くした場合はどうでしょうか。この場合は、もちろん株価が2倍になる可能性は十分あります。むしろ2倍以上、3倍、4倍になることもあるかもしれません。最近で見てみると、たとえばパイオニア。
パイオニアの6か月チャート。出所:マネックス証券ホームページ |
2009年3月10日に安値82円をつけてから、約1か月半後の2009年4月24日には高値415円をマーク。なんと株価が5倍になっています。
こういった銘柄は稀ではありますが、それでも可能性がゼロということではないと思います。パイオニアの場合には、期間も1か月半という、言ってみれば短期に分類されるかもしれませんが、銘柄によっては数年で5倍、10倍になる可能性もあると思います。
次回は、株価を数倍にするような要因について、そしてその間投資家には何が必要なのかを見てみましょう。お楽しみに!
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