預金のようにMRFを使ってみよう
銀行に預けておくくらいなら、MRFの方がお得? |
前ページで触れたように、元本割れが絶対に起きないというわけではありませんが、これまでの実績を見ると非常に確率の低いことだと言えます。しかも利回りも多少高いということもあって、眠っている預金があるのであれば、MRFに移すのも1つの手かもしれません。
MRFにお金があれば、買いたい株が見つかったときにすぐに買うことができます。もしMRFにお金がなかったら、口座に入金をして反映されるのを待ってという手順を踏むので、チャンスを逃すこともあるかもしれません。
長期投資を考えているのであれば、そう慌てる必要はありませんが、短期売買を考えているのであれば今日と明日では大きな違いになることも。そういったことがないように、お金ができたときには口座に移しておくといいでしょう。
手数料が無料の方法を探しておこう
このときに気をつけることは、手数料が安い方法、あるいは無料の方法で口座に入金するということです。ネット証券の場合には、口座を開設した時にカードが作られ、それを使えばゆうちょ銀行やコンビニで入金することができます。あるいは、ネットを使ってリアルタイムに入金できる場合がほとんどなので、わざわざATMに行く必要もありません。多くのネット証券でリアルタイム入金ができるのは、イーバンクや三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、ジャパンネット銀行、ゆうちょ銀行やセブン銀行など。
かなり多くの銀行が対応しています。全部の口座を開くのは手間がかかるし、管理も大変なので、この中から自分の使いやすい銀行をピックアップして口座を持っているといいでしょう。ただし、インターネットバンキングの手続きが必要なこともあるので、注意が必要です。
今回は証券総合口座について見てきました。このように、MRFを上手に活用していくと、ここぞというタイミングを逃すことなく株を買うことができます。MRFにお金を入れたからといって、絶対に株を買わなければならないということでもないので、まずは銀行預金の代わりととらえていくのもいいのではないでしょうか。
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