銀行の総合口座のようなもの

ネット証券の口座を開くと、「証券総合口座」という言葉を頻繁に目にするようになると思います。でも、これって何?と思いませんか?普通の口座と何が違うのか、よくわからないという人のために、今回は「証券総合口座」について見てきましょう。

「証券総合口座」というのは、言ってみれば銀行の総合口座のようなものです。株や投資信託などを買うまでに口座に入っているお金を運用しておくことが目的で、そのための方法としてMRF(マネー・リザーブ・ファンド)が利用されています。

MRFは、名前に「ファンド」がつくことからもわかるように、投資信託の1つです。でも、すごくアクティブに運用されるというわけではなくて、安全性を重視した国際や地方債、社債などで運用されています。

といっても、銀行預金ではないので、元本が保障されているわけではありません。ただ利回りの面で見ると、銀行の普通預金よりは高めになっています。あくまでこれまでの実績からの判断ですが、リスクを取っている分、多少のリターンがあるという感じでしょうか。

MRFは楽チンな仕組みを持っている

MRFは普通の投資信託のように注文を出して買いつけるということではなくて、お金を口座に入れてそれを証券会社が確認をした翌日から運用が始まります。株を買ったときには、株の代金と手数料分のMRFが売られて、株の代金にあてられます。

逆に株を売った場合には、その売却代金でMRFが買われることになります。ほぼ自動的に売り買いがされる投資信託のようにスタートする資金が決まっていることもなく、1円からOK。
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MRFの仕組み。基本的に手数料は無料で、1円からやりとりができる。

MRFの運用会社はネット証券によって異なります。たとえば、楽天証券は大和証券投資信託、マネックス証券では日興アセットマネジメント、SBI証券では野村アセットマネジメントとなっています。

気になる手数料ですが、申し込み・解約手数料はどこも無料。そして何よりも、いつでも買うことができ、解約することができるので、買いたい株があればすぐに注文を出すことができます。とても流動性が高いことも、MRFの特徴の1つ。

では、この流動性をどのように活用すればいいのか。それは次のページにて。