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今は高いの?安いの?株価の水準を知る方法

株を買う時に、「今って安い」とか「高い」とか言われますが、その判断基準が気になるとことです。今回は、判断基準の1つである「乖離率」について紹介していきましょう。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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今の株価が高いか安いかを知りたい!

株を買うときには、今の株価が安いのか高いのかがとても気になりますよね。できるだけ安く買って、できるだけ高く売りたいのが投資家の本音ですから、もしそのタイミングがわかるとしたらこれほどうれしいことはありません。

今の株価が高いのか安いのかを判断する方法はいくつかあるのですが、その中の1つが今回の記事で紹介するものです。それは「乖離率」。

う~ん、耳慣れない言葉が出てきたぞ。と思った方もいるかと思いますが、考え方は非常にシンプルです。「乖離」という言葉がつくくらいなので、「どれほど離れているのか」が問題視されるわけですが、では何と「離れている」のかというと、以前記事で紹介した「移動平均線」です。

つまり「乖離率」は株価と移動平均線がどのくらい離れているのかを数値化したものなのです。

移動平均線については、「たったこれだけ?トレンド変換を知る方法」でご確認を!

今の株価が高いか安いかを知りたい!

乖離率は、その日の株価から移動平均値を引いて、それを移動平均値で割ることで求めることができます。
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移動平均値というのは、通常ある一定の期間の終値の平均です。5日の場合もあるし、25日、あるいは13週や26週ということもあります。株価が上がり過ぎたり下がり過ぎた場合には、移動平均線から離れた状態になります。
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日経平均のチャート。5日と25日移動平均線との乖離率が表示されている。
出所:マネックス証券ホームページ

しかも株価には、移動平均線から大きく離れると、それを修正して移動平均線に近づこうという特徴があります。ということは、乖離率が大きくなればなるほど、株価の転換期が近いということになります。

では、その基準値はどの程度なのでしょうか。もちろん銘柄にもよりますが、一般的には、5日移動平均線の場合が10%、25日移動平均線の場合が30%とされています。


ちなみに、マネックス証券での乖離率の表示の仕方は以下の手順で。まずはチャートを表示させます。
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種類のところで、ローソク/ 乖離率を選択します。
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チャートを表示をクリック。
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乖離率とローソク足が表示されたチャートです。
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この乖離率ですが、実際にどのようにして使えばいいのでしょう。それは次のページで紹介します。
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