頭脳集団「Agents」

「Agents」をご存じでしょうか?実はこれ、東大生だけで構成されている株式投資クラブなんです。2002年に発足し、いろいろな分野の講師を招いて勉強会を開いたり、アナリストレポートを作り企業分析、あるいは業界の分析をしたりする活動をしています。

2008年は世界的に見ても、経済や金融に大きなダメージがあった年ですが、そんな中でも日興アセットマネジメント主催の投資コンペ「投信王 夏の陣」において「総合個人戦優勝」「学生団体戦優勝」「学生個人戦優勝・4位入賞・5位入賞」という素晴らしい成績を収めているのがAgents

2008年の夏といえば、リーマンショックから始まり、世界金融危機が起き、相場が音を立てくずれていったタイミングです。言ってみれば悲劇的な状況の中で、空売りなしの現物買いだけで37.25%増という、強烈な数字をたたき出したのです。

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Agentsの新刊「東大生が本気で考えた!勝ち抜くための株の本」。投資についての基本的なことから、実例まで幅広く紹介されています。
なぜ、このようなずば抜けた成績を出すことができたのか。この背景には、普段彼らが行っている研究の成果もありますし、もっと根本的な話をすれば、彼らが重要視していることがあるからです。

そのことについて触れている本が最近出版されました。「東大生が本気で考えた!勝ち抜くための株の本」です。今回はこの本をもとに、Agentsの強さの大元を探っていこうと思います。


市場には「ゆがみ」が存在する

Agentsの強さの秘訣は、あることをとても重要視することです。それが「ゆがみ」。

Agentsのみなさんは、「ゆがみ」という言葉をよく使います。ここでいう「ゆがみ」とは、「通常あるべき状態や適正とされる状態から一時的に大きく乖離していまっている状態」のこと。

でも、この「ゆがみ」はずっと続くことはなくて、いずれ修正されて適正なものへと変わっていきます。ということは、この「ゆがみ」をいち早く見つけて投資をすることができれば、その分利益を取れるということになるのです。

では、どうやってこの「ゆがみ」を見つけて、投資に結びつけていくのでしょうか。彼らには5つのルールがあるといいます。次のページではそのうち3つを紹介していきましょう。