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Macを拡張性で選ぶ

デスクトップモデルならば拡張性が高くなり、比較的大きいメモリやハードディスクを追加・交換するなどしてパワーアップできるため、長く快適に使うことができます。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

決して安くはないパソコンですから、一度購入したものはできるだけ長く使いたいもの。現状に物足りなくなったらハードディスクやメモリなどを増やすことである程度は補えますが、ノートブックの場合だと内蔵できるハードディスクに限りがあったり、メモリの上限など拡張性が限られているため思ったほどはパワーアップすることはできません。

それに比べてデスクトップモデルならば拡張性が高くなり、比較的大きいメモリやハードディスクを追加・交換するなどしてパワーアップできるため、長く快適に使うことができます。

ここでは、Macを拡張性で選ぶ場合のポイントを紹介します。


拡張性で選ぶならMac Proしかない

Macのラインナップのうち、内蔵ハードディスクを2基以上搭載したりPCI Expressカードを追加できるのは、Mac ProXserveしかありません。Xserveはサーバーマシンですので、実質デスクトップとして使用できるのはMac Proだけでしょう。

Mac Proは拡張性だけではく、CPUや搭載メモリの上限も最高のMacです。Mac Proはポート類も充実しており、USB2.0 × 5、FireWire 800 × 4、Ethernet × 2、光デジタル入力/出力ポート、オーディオ入力、ヘッドフォンジャック、Bluetooth、Mini DisplayPort、デュアルリンクDVIポートと豊富で、メモリ搭載量もクアッドコアが最大8GB、8コアが最大で32GBまで可能になっています。

【ガイドおすすめ機種】

Mac Pro MB871J/A (2660)

その他のモデルの拡張性は?

Mac Pro以外のMacBookシリーズやiMacMac miniの場合、PCI Expressのスロットはありませんので、はっきりいって拡張性はありません。せいぜい搭載メモリを最大※1にし、ハードディスクを大容量で高速なものに交換※2するくらい。
※1:MacBook Airは最大2GB(固定)、Mac miniとMacBookは最大4GB。Macbook Proシリーズは最大8GBで、iMacとMac Pro Quad-Coreは最大16GB、Mac Pro 8コアが最大32GB(2010年5月現在)
※2:メモリやハードディスクの交換は本体の分解を伴う場合があるため、メーカー保証対象外になる場合があります

【参考】

しかし、ほとんどのMacには標準でUSB2.0、Bluetooth、有線/無線LAN(802.11n)、内蔵カメラ、内蔵マイク、光デジタル入出力※3などが搭載されており、Mac miniを含むすべてのMacは別途専用ケーブルを購入するだけでマルチモニタに対応するなど、ポート類は充実しています。
※3:光デジタル専用ポートを持つMac Proを除く、すべての現行モデルのMacはヘッドフォン端子から光デジタル出力、オーディオライン入力から光デジタル入力が可能

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(※画像はイメージです)iMacの背面に装備されている各種ポート。Macは機種によってFireWireポートが無い場合や、外部ディスプレイ出力ポートの種類が異なるので注意しよう。特にディスプレイ出力ポートはアダプタが古い機種用だと使えなかったり、何種類もあってややこしい


最近のモデルは初期状態でも十分パワフルですし、時代によって筐体デザインも変化するため、それほど大きな性能を必要としないならパワーアップさせて使い続けるのではなく、その時々で新しいマシンに買い替えるのも賢い選択かもしれません。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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