非常に堅い話で恐縮ですが…

そもそも健康で文化的な最低限の生活は、国民の自助努力によって達成されることが大原則です。つまり現役時代に働いて収入を得て、自立した生活に必要な一定の生活基盤を築いていることが前提であり、公的年金制度は、その上に現役時代の保険料納付実績に見合った年金を年金受給時の生活状況に関わりなく一律に支給して、現役時代の生活から大きく下がらないための制度ということになります。ですから、まず経済的基盤作りを促すために、保険料免除制度があるのです。

人生には、大なり小なり、たくさんの選択肢があります。時には「木を見て森を見ず」の選択になることもあります。しかし、今のA子さんにとって大切なのは、その60万円の預貯金を追納するもよし、いかに有意義なものにするかを考えることではないでしょうか。

例えば、一刻も早く安定した経済的基盤を築くことかもしれません。もし、キャリアアップが必要であれば、その実現が可能になるための自己投資資金に当ててもいいかもしれません。あるいは、今自分に変革を求める転換期に差し掛かっているなら、思いきって新しい自分にチャレンジするために、60万円の預貯金をあてればいいのです。きっと、あなたの可能性を引き出す頼りになるサポーターとなることでしょう。今は現状維持の時であるならば、追納のために貯めた預貯金は、不安定な収入をカバーしてくれる心のよりどころになることでしょう。

せっかくのいい機会です。これからの自分を考える大きな人生の節目だと思って、お金の使い道を真剣に考えてみましょう。十分納得した上で、結果を出されることが大切だと思います。

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