平成4年の7月からの33か月分を一度で払うと、486,780円必要です。A子さんには、現在60万円程度の預貯金があるそうですから、追納は十分可能です。
486,780円追納した場合、果たしていくらの年金が増えるのでしょうか。
平成14年度の数字を用いて試算してみました。
33か月分の老齢基礎年金額…55,289円
33か月分の免除期間の老齢基礎年金額…18,430円
※保険料免除期間33ヶ月のうち、3分の1である11ヶ月は、保険料納付済期間となる
以上のように、追納した場合には差額36,859円の年金が増えます。
公的年金は終身年金だから、この差は生きている限り埋まることはありません。
年金額に差があるだけ?その他のデメリットは?
年金額には差が出ますが、保険料免除期間は、国民年金に加入していた期間として認められる期間ですから、老齢基礎年金や障害基礎年金、遺族基礎年金の受給要件に影響を及ぼすことはありません。