自分の年金だけでなく夫の年金も増えて、合計650万円!
一般的には、夫が20年以上厚生年金に加入して働いており、妻が専業主婦などで国民年金の加入期間がある…という前提で年金額の試算などがおこなわれます。厚生労働省のサラリーマン夫婦世帯のモデル年金でもそうですよね。
だから、夫が20年(中高齢の特例を満たした場合も含む)以上の加入期間があれば、妻を対象として加給年金が加算されると思い込んでいる場合があるのです。
しかし、S代さんのケースのように夫と妻が逆でも同じように加給年金や振替加算もつくのです。
S代さん夫妻の場合だと、加給年金の対象であった夫が65歳になると、妻の年金に加算されていた加給年金はなくなりますが、夫の老齢基礎年金に振替加算が上乗せされることになるのです。
あと2ヶ月厚生年金に加入して増える年金は、2004年度価格で試算すると…
●定額部分の60か月分と65歳から経過的加算は60歳からの平均余命=9万9353円×27年(平成15年簡易生命表より)
●妻60歳から夫65歳に達する月までの加給年金=39万7300円×4年6ヶ月分
●夫65歳から平均余命までの振替加算=11万2700円×18年(平成15年簡易生命表より)
合計すると約650万円!!
どう考えても、あと2ヶ月厚生年金に加入するとお得ですよね!
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