年金分割は少なからず離婚件数減少に影響を与えている!!
「今まで我慢してきたのですもの、もう少し頑張ります!」これは、離婚時の年金分割に関する質問を寄せたり相談に来られた人が、同様につぶやかれた言葉です。
もちろん、「待てない!」状況に置かれている場合もあるでしょう。
でも、今すぐの離婚を思いとどまらせているのは、少なからず「離婚時の年金分割」の影響が大きいと感じざるを得ないのです。
分割時の年金額、離婚前に目安を教えるサービスも開始!?
しかし、年金分割は婚姻期間の厚生年金を分割するものなので、婚姻期間や厚生年金加入期間が短かったり、婚姻期間中の報酬が低い場合、あるいは分割割合も少ない場合などは、実際に分割された年金額は多くならないかもしれません。そこで社会保険庁は、離婚して厚生年金を分割することを考えている夫婦で希望する場合は、年金額がどう変わるかの目安を事前に教えるサービスを2006年10月をめどに始めるようです。
いずれにせよ、冒頭でお伝えした離婚数の減少という現実を前にし、(世間でいう「2007年問題」といえば、IT業界で危惧されている団塊の世代の大量退職が与えるシステムへの影響のことだそうですが、)長い間(!?)我慢してきた妻が「離婚」という三行半を定年する夫につきつけ「年金分割」を迫る、そんな年になるのでは…と年金界での2007年問題を密かに危惧しているわけです…
(でも、誤解しないで下さいね。
離婚を煽る気持ちは、微塵もありません。
それどころか、縁あって夫婦になったのですから、
感謝やいたわりの気持ちを持って、
仲良く心豊かに生きていっていただきたいと切に願っているのですから。)
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