カラ期間として認められるその他のケース

「私は大丈夫?」不安なときは、年金事務所へ!簡単にわかります
昭和61年3月以前は会社を辞めるときに厚生年金を一時金で受け取ることができるしくみがありました。一時金でもらってしまった期間は年金額には反映されませんが、カラ期間として受給資格期間にプラスできる場合があります。

【例3】イチロウさんの姉、アキコさん53歳はパートで働く主婦です。20歳から地元の会社に勤務しますが、23歳で結婚退職しました。ご主人は会社員です。なお、アキコさんは会社を辞めるとき、厚生年金を一時金で精算しました。結婚後、国民年金に任意加入はしていません。また、結婚後の仕事は全てパートなので、厚生年金には加入していません。アキコさんの53歳時点での加入状況は、以下のとおりです。納付済期間とカラ期間を合わせて33年なので、すでに受給資格期間は満たしています。
アキコ

 

 

私は大丈夫? 不安になったら調べてみよう!

年金の加入記録問題を解決するために、平成21年度から毎年誕生月にねんきん定期便が郵送されるしくみが導入され、現在は少なくとも1年に1回、自分の公的年金の加入記録を確認することができます。ただし、平成21年度に送付されたねんきん定期便はそれまでの加入記録をすべて記載したものでしたが、平成22年度以降は35歳、45歳、58歳の人を除いて直近1年間の加入記録のみが記載されています。このため、直近1年間以外の加入記録を確認したい場合は次のような方法で調べる必要があります。

1.年金事務所の窓口で調べてもらう
年金手帳を持参して年金事務所(全国どこの年金事務所でもOK)に行くと、年金の加入記録を調べてもらうことができます。会社に年金手帳を預けている人は、年金手帳に記されている「基礎年金番号」を確認し、免許証など身分証明書を持っていくだけでも、調べてもらうことができます。

2.電話相談を利用する
日本年金機構では、ねんきんダイヤルで電話相談を受け付けています。番号は0570-05-1165で、利用時間は年金事務所の窓口での相談受付時間と同様です。なお、ねんきん定期便の内容について問い合わせする場合は番号が0570-058-555になります。

3.ねんきんネットを利用する
平成23年2月から日本年金機構では新しいサービスとして「ねんきんネット」を開設しました。ねんきんネットはWebサイトでいつでも年金の加入記録を確認できるサービスですが、利用に際してユーザIDとパスワードが必要になります。ユーザIDの発行は日本年金機構のHPより申込を行い、1週間ほどで発行されたユーザIDが郵送されます。

また、今年度から郵送されるねんきん定期便にはユーザIDを発行するためのアクセスキーが記載されています。アクセスキーを使ってユーザIDの申請手続きを行うと登録したメールアドレスにユーザIDが送信されます。なお、アクセスキーには有効期限が設けられていて、ねんきん定期便到着後3ヵ月以内に申請手続きを行わなければなりません。

ユーザIDの申請にはアクセスキーの有無にかかわらず、基礎年金番号が必要になります。ねんきん定期便には基礎年金番号が記載されていないので、年金手帳など基礎年金番号のわかるものを手元に用意して手続しましょう。

現在はこれらの方法で自分の加入記録を確認することができます。加入記録や基礎年金番号などは、非常に重要な年金の個人情報です。「まだ若いから大丈夫」と言わずに、若いうちから自分の加入記録を確認しておきましょう。

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