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住宅の購入と賃貸、メリット・デメリットを比較(2ページ目)

一生ひとりなら住宅を購入して資産を確保した方がいいのか、それとも一生賃貸住まいで、自由気ままがいいのか、気になるところですね。それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。

執筆者:上野 やすみ

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単純なお金の試算では購入した方がトクという結果になりましたが、変動要素も多いのでお金だけで判断するのは危険です。

◆購入した場合
「自分のお城を手にいれた」という安心感を得たり、賃貸よりも広い空間を手に入れることができたり、お金以外のメリットもたくさんあります。
でも、長期のローンを抱えるので転職など変化に対応しにくい点が気になります。また、試算ではリフォーム費用は考慮しましたが、途中の買い換えは不利になると覚悟しておいた方がいいでしょう。結婚して手狭になった、親が高齢になったので親の近くへ住むことになったなど、やむなく転居することもあるかもしれません。やっぱり売却しようと思っても、価格が下がって大きな損失を出したり、なかなか売れなかったりという心配はつきまといます。ただ、資産価値がゼロになるということはないので老後に売却してそのお金をもとに有料老人ホームに入るというのも1つの方法です。

◆賃貸の場合
引越費用などがかかってしまいますが、収入が減った、勤務地が変わったといったときにも動きやすいのがメリットでしょう。常に新しい物件を求めて転々とするということもできたりします。
また、購入時の頭金のようにまとまった支出をしなくていいので、その分のお金を運用して増やしていくということもできます。650万円を金利1%・1年複利で預けると、25年後には797万円(税引き後)になります。金利2%なら983万円です。
老後に借りにくいという不安はあるかと思いますが、最近は高齢者向けの賃貸住宅もあります。これからは高齢者が増えてくるので、そのような物件も多くなってくるのではないでしょうか。

このように購入も賃貸もそれぞれ一長一短。持ち家と賃貸のどちらがトクかということよりも、どんなライフプランを描くかが最も大切なこと。
まだ「自分探しの途中」という人は、購入は少し待って。ライフプランが固まるまでお金を貯めて、それからキャッシュで購入するというのも1つの方法です。

<関連サイト>
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