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住宅の購入と賃貸、メリット・デメリットを比較

一生ひとりなら住宅を購入して資産を確保した方がいいのか、それとも一生賃貸住まいで、自由気ままがいいのか、気になるところですね。それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。

執筆者:上野 やすみ

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家賃を払い続けても自分のものにはならない賃貸暮らしより、住宅を購入した方がトクなのでは?シングルの場合、老後もアパートを借りられるのかしら?など賃貸暮らしに不安を持っている人もいるかもしれません。購入も賃貸もそれぞれメリット、デメリットがありますが、まずはお金の面で比較してみます。



★比較の前提条件
●賃貸
・家賃10万円 2年ごとに0.3%上昇
・礼金・敷金48万円
・2年ごとに更新料として家賃1ヶ月分支払う
●購入
・物件価格   3000万円
・頭金・諸経費  650万円
・住宅ローン  2400万円(30年返済・金利3%)
・管理費、修繕積立金、税金  年間 約38万円
・20年後と40年後にリフォーム  200万円

上記の前提で35歳から85歳までの50年間に支払う住宅費用をシミュレーションしました。
スタート時は購入の場合、自己資金として650万円支払いますので、その分賃貸よりも支出が多くなります。その後は年間に支払う住居費はどちらも150万円前後。60歳までに支払う住居費の総額は賃貸が約4000万円、購入は約5030万円で賃貸に軍配が上がります。

でも、購入した場合30年後の65歳で住宅ローンを払い終えるので、その後の支出は諸経費として年間38万円ほどの支出ですみます。
一方、賃貸は延々と家賃を払い続けなければなりません。
74歳で賃貸が購入を追い越し、85歳の住居費総額は賃貸が7980万円、購入が6780万円に。購入した方が賃貸を続けるよりも約1200万円おトクという結果になりました。

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