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公的資格やMBA‐自己啓発にはお金がかかる 資格取得にいくらかかる?

社内でのキャリアアップや転職のため、資格取得や自己啓発に励む社会人が増えてきました。でも、学校に通う費用ってどのくらいかかるのでしょうか。

執筆者:上野 やすみ

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資格をとって転職したい、専門性を高めてキャリアアップしたい、と積極的に学ぶ社会人が増えてきました。給料が右肩上がりに増えていく時代は終わり、リストラされる危険性もひとごとではありません。収入を増やしたり、長く働いていくためには常に自分を磨いていくことが必要です。

でも、独学では途中でくじけてしまうこともあったり、講座を受けたり実習をしないと取れない資格もあります。学校に通って学ぶためにはいったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

◆専門学校で学ぶ
通学コースのほかに、ビデオコースや通信コースなどもあり、自分の都合に合わせて選択することができます。
各種資格取得のためにかかる費用は、学校によっても異なりますが、通学コースの目安は次の通りです。
○費用10万円~20万円前後
行政書士、宅地建物取引主任者、社会保険労務士、マンション管理士、簿記など

○費用20万円~30万円前後
ファイナンシャル・プランナー、キャリアカウンセラーなど

○費用50万円前後
司法書士、公認会計士、米国公認会計士、税理士、中小企業診断士、Webデザイナー、CADデザイナー、コーチングなど

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◆大学・大学院(国内)で学ぶ
臨床心理士になるための心理学コース、MBAを取得できるビジネススクールなどでは夜間でも通える学校が増えてきました。実務経験を理論で裏づけし、専門性を高めることができます。ただし、授業の予習や課題はかなりハードです。
入学金を含めた初年度の費用は70万円~200万円。入学試験対策の予備校に通った場合はさらに50万円~100万円程度が必要です。

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◆海外に留学する
会社を辞めたり休職する必要があるので、学費のほかに生活費も必要になります。費用は国や地域によっても差がありますが、アメリカの場合は学費が年間100万円前後、生活費も寮に入れれば年間100万円程度。渡航費用なども含め、2年間で500万円程度は必要になります。また、留学準備のための予備校だけでも100万円程度かかります。有名なビジネススクールの場合は学費だけで2年間に700万円もかかり、生活費と合計で1500万円もかかるそうです。
ただ、アメリカなどは奨学金制度も充実しているので、それを活用できる可能性も高いです。そのためには留学前にもしっかり勉強して、ある程度の成績を納めておく必要があります。

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◆大学のオープンカレッジを活用する
お金をかけずに学びたいなら大学のオープンカレッジがおすすめ。入学試験もなく、料金も3ヶ月で2~5万円と割安です。趣味・教養の分野から、社会保険労務士、証券アナリスト、MBAなどのエッセンスが学べる専門的な講座まで幅広くそろっています。
いきなり専門学校で何十万円も払う勇気がないという人は、どんなことを学ぶのか、ここで覗いてみるといいかもしれません。

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◆ネットワークが広がる効果あり
学校に通うとお金がかかりますが、一緒に学ぶ仲間がいることは心強いものです。異業種の人や年齢の離れた人とも交流でき、学校が終わった後もそのネットワークが役に立ちます。夜間コースに通った場合には、時間があまりないかもしれませんが、ぜひ同じクラスの人と積極的に交流するようにしましょう。

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