キャリアアップややりがいを求めて、資格取得や自己啓発に取り組む人が増えてきました。でも、学校に通って学ぶには専門学校で20万円~50万円、大学院に至っては2年で200万円程度のお金がかかります。(資格取得にいくらかかる?)
貯蓄があればすぐに実現できますが、貯蓄が少ない場合にはどうお金を工面するかが悩みの種です。

会社員なら国の制度である教育訓練給付制度を利用する道があります。この制度は雇用保険の加入期間が通算5年以上の場合に、入学金や受講料などの費用の40%相当額(最大20万円)が支給されます。雇用保険の加入期間が通算3年以上5年未満の場合は20%相当額(最大10万円)となります。

この金額だけでは足りなかったり、この制度が利用できない場合には、教育ローンを利用するのも1つの方法です。教育ローンは子どもの学費のためだけでなく、社会人が学ぶときにも利用することができるのです。

◆国民生活金融公庫
年収などの要件を満たせば1人200万円まで借りることができます。返済期間は10年で、在学中は利息のみの返済も可能です。金利は年1.5%(2003年6月11日現在)で返済期間中ずっと変わらない固定金利です。

郵便局で「教育積立郵便貯金」をしていると、さらに200万円(貯蓄残高と同額まで)が借りられます。また、厚生年金・国民年金に10年以上加入している場合には年金教育貸付も加算できます。

国民生活金融公庫

◆財形教育融資
会社員の人で財形貯蓄(種類を問わず)を利用している人は、貯蓄残高の5倍(最高450万円)まで借りることができます。返済期間は10年で、年1.78%(2003年4月1日現在)の固定金利です。

財形教育融資

◆民間の教育ローン
銀行などでも教育ローンを取り扱っており、返済期間は10年、在学中は利息のみ返済でもOKなど国の教育ローンをほぼ同じようになっています。融資限度額は300万円としているところが多く、金利は固定金利のほか、変動金利タイプもあります。金利は年4%~7%前後と国の教育ローンよりもやや高めですが、総合口座などの取引状況に応じて金利を優遇しているところもあります。

東京三菱銀行教育進学ローン
みずほ銀行教育ローン
三井住友銀行教育ローン
UFJ銀行教育ローン

◆注意ポイント
ローンは返済できる範囲で利用することが大切です。カードローンや自動車ローンなどを利用している場合には、融資額が制限される場合もあります。
また、通学のために休職や退職をしている場合にはローンを組めない可能性があります。収入だけでなく、勤続年収や進学先によっても融資の可否判断が異なるので、早めに一度金融機関に相談しておくといいでしょう。

資格をとったら転職したくなったり、独立したくなったりということも考えられます。そのときにローン返済が足かせとならないように、将来のキャリアプランも考えて自己啓発にチャレンジしましょう。

<関連サイト>
キャリアプランを考えよう
元社会人はお断り?学生が借りられない教育ローン(All About Japan社会人の大学・大学院)
海外留学奨学金
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