医療保険/医療保険関連情報

医療保険の4つの落とし穴とは?(2ページ目)

あなたの医療保険、実際にあなたの病気による負担をカバーできますか?知っているつもりでも意外と知られていない保険の知識。いざというときに困らないようにチェックしておきましょう。

執筆者:上野 やすみ

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医療保険を選ぶ際のチェックポイントを確認しておきましょう。

更新型か、終身型か

医療保険には5年、10年と一定期間ごとに更新していく更新型と、一生涯の保障の終身型があるので、どちらを選ぶかが最初の関門。
更新型は、50代頃までは終身型よりも保険料が安いです。収入が少ない若い時期や、子育て中で家計が厳しい時期などには安く保障を確保できて便利です。しかし、更新するたびに保険料が高くなります。最長で80歳または90歳までと期限が設定されているので、長生きすると保障がなくなるのもデメリットでしょう。
終身型は一生涯の保障が確保でき、保険料が変わらないのが最大のメリットです。しかし、途中解約すると損することもあり、保険会社が破綻した場合には、将来の給付内容が変わる可能性もあるので注意が必要です。

医療の技術とともに保険も進化していくので、見直すことを前提にするなら更新型を選ぶといいでしょう。更新型は70歳以降の保険料が高額になりがちですが、70歳以降は貯蓄で準備しておくというのも1つの方法です。
一方、「一生涯の保障を確保できる安心感は捨てられない」という方には、終身型に加入するのがいいでしょう。まだどちらか決めかねる、という場合は更新型や共済、通販で保険料の割安な終身払いの終身型などにし、数年後に再検討するといいでしょう。(医療保険の終身型と更新型)

60日型か、120日型か

1入院あたりの限度日数を何日にするか。高齢になると入院が長期化する傾向にあるので120日型を選択するのも手ですが、60日型で給付金の金額を多くするのも1つの方法です。(医療保険の60日型か120日型)
通算の入院限度日数では、730日や1000日、1095日としているところが多いです。1入院120日型で通算730日限度の場合、生涯で120日の入院を6回分までカバーしてくれることになるので、十分かと思います。通算の限度日数よりも1入院あたり限度を重視して選択したほうがよさそうです。

あなたのライフスタイル別、おすすめ医療保険とは?

●最低限の保障で保険料も安くしたい
死亡保障や解約返戻金などのないシンプルな商品がおすすめです。
アメリカンファミリー「EVER」
東京海上日動あんしん「メディカルミニ」
オリックス「入院保険fit」
マニュライフ「マニュメッド」

●子育て中、住宅ローン返済中
一定期間だけ保険料を抑えたいなら定期型の医療保険や共済を選択。この期間だけ保障を手厚くしたいなら、割安な終身保険のアメリカンファミリー「EVER」やオリックス生命「入院保険fit」に、定期型の医療保険や共済などを上乗せするといいでしょう。

●長期入院に備えたい
1入院の限度日数1000日以上という保障も用意しているのはソニー生命、損保ジャパンひまわり生命、日本興亜生命、マニュライフ生命などです。特にソニーの長期総合医療保障は特定疾病の場合は無制限で、通算給付日数が5年ごとに200日加算されます。

●予想外の高額医療費に備えたい
入院日数に応じた給付だけでなく、実際にかかった医療費分もカバーするAIU保険の「スーパー上乗せ健保」や、病名ごとに給付金が決まるAIGスター生命の「病名医新」などが候補です。

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