中学受験/中学受験の志望校選び・学校情報

埼玉県中学受験制度(2ページ目)

埼玉の中学受験は東京、神奈川より早く始まり、併願対象になっています。どの中学も入試を複数回行っています。受験生にとっては機会が増えるいい制度でしょう。

野倉 学

執筆者:野倉 学

学習・受験ガイド

ほとんどの中学が4教科入試を採用

入試は4教科入試(国語・算数・社会・理科)、4教科または2教科(国語・算数)の選択入試、2教科入試の3種類に大別できます。ほとんどの学校が4教科入試を行っていますが、日程をずらして以上の3種類のいずれかを取り混ぜて行っている学校もあります。ただし大妻嵐山が2010年度より実施したセレクト入試(第一志望者対象)は、2教科(国算)プラス選択1教科(理社英)の3教科。

また一般入試のほかに推薦入試を行っている学校として、秀明があります。秀明は難関国立大学進学、医学部進学、総合進学の3コースともAO(アドミッション・オフィス)入試を実施。AO入試は2回実施され、適性検査(国語・算数・理科・社会の内容、50分×2回)・面接(受験生)が行われます。

従来推薦入試を行ってきた自由の森学園では、2010年度より新入試を採用、A入試、B入試、C入試、D入試の4種類となりました。入試内容は、国・算2教科、授業参加(理・社などから1つ選択)、面接、作文などを組み合わせて実施しています。

国立の埼玉大学教育学部附属中は、学力検査(国・算・社・理・音・図・家・体育実技)。

公立中高一貫校の伊奈学園は、第一次選考(作文2課題各50分)で200名程度に絞り、第二次選考で面接を実施。さいたま市立浦和中は、第一次選抜(適性検査I・II各45分)で100名程度に絞り、第二次選抜(適性検査IIIとして作文・個人面接・グループ面接)を実施。

以下に私立の入試の例を挙げます(2012年度)

■4教科入試
□男子校
城北埼玉、立教新座

□女子校
浦和明の星女子、淑徳与野

□共学
大宮開成、開智、春日部共栄、狭山ケ丘高校付属、西武学園文理、星野学園、独協埼玉、浦和ルーテル学院(面接あり)、

■2教科または4教科選択入試(入試日により2教科のみ、または4教科のみを実施する学校もあります)
□男子校
城西川越

□女子校 
大妻嵐山

□共学
埼玉栄、埼玉平成、聖望学園、東京農業大学第三高校附属、本圧東高校附属、開智未来、国際学院、昌平、東京成徳大学深谷中学校、武南中学校

面接はほとんどの学校で行われていません。面接を実施しているのは浦和ルーテル学院(受験生グループ・保護者)、秀明(一般、AOともに受験生)、聖望学園(受験生)、自由の森学園(受験生個人またはグループ)。公立中高一貫校の伊奈学園は受験生面接、さいたま市立浦和は受験生個人とグループ面接が実施されています。

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