保険料を自動的に立て替えする「自動振替貸付」
A子さん:先日、保険会社からハガキがきたのですが、口座残高不足のために保険料が引落しできないから、「自動振替貸付を行います」と書いてありました。この「自動振替貸付」って何ですか?ガイド:自動振替貸付は、一定期間保険料の支払いが無かったときに、解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えるものです。保険料をうっかり払い忘れてしまっても、すぐに保険が無効にならないようにしているわけです。
A子さんは3月31日の引き落としができなかったのですね。その場合は猶予期間が1ヶ月あって4月末までに支払えばOKだったんです。でも、4月も引き落としができなかったので自動的に貸付による立て替えが行われたようです。もし、貸付になっていなかったら、この保険契約は失効してしまっていましたよ。
A子さん:そうなんですか! 貸付のおかげで保険が継続できているのですね。満期まであと2年だから、無効にならなくてよかった。それじゃ、このままにしておけばいいですね。
ガイド:いいえ、そのままにしていると、貸付の利息も払わなければいけませんよ。
A子さん:え~、本当ですか! 利息ってどのくらいつくのですか?
ガイド:A子さんが加入した時期は、予定利率が5.5%ですから貸付利率はそれ以上です。貸付利率は複利計算されるので、利息が利息を生んでどんどん利息が増えていきます。
A子さん:それはイヤだわ。いったいどうしたらいいのでしょう?