悩み続けた1ヶ月間、FPになることを決断した友人の一言
セミナーで保険の大切さ、保険のしくみを伝える古川さん。あきらめずに夢にチャレンジする勇気も教えてくれました。 |
希望退職の申し込み締切まであと10日しかない。そんなときに、高校時代の同窓会の知らせが届きました。友人には女優や映画のプロデューサーの仕事をしている人がいました。まさに、自分の好きなことで独立して仕事をしている人たちです。これは相談するしかない、と同窓会へ足を運ぶと、友人達からこんな言葉が……。
「FPがいいんじゃない?」
「夢を叶えるのは、今しかないよ。」
「会社辞めて一人で生きていくのは確かに大変だし、苦労するかも知れないけど、同じ苦労するなら自分の好きなことをして苦労した方が良くない?」
実際、好きな仕事をしている3人の言葉は、古川さんの心にずっしりと響きました。
「彼女たちのこの言葉で、私は決心しました。会社を辞めてFPの資格をとり、FPの仕事をしていこうと。締め切り間際に、希望退職の届けを出し、翌月末に会社を退職しました。2001年8月のことです。」(古川さん)
その頃には、20代からやっていた積立貯蓄が1300万円になり、退職金も割増され1100万円ほどもらえたので、2400万円が手元にありました。また、雇用保険の失業給付が毎月25万円、約8ヶ月間もらえたので、当分の生活費には困らなかったそう。
退職後、実家の都合で勉強する時期が延びたものの、2003年2月のAFP試験に合格。その後も、鹿児島の実家を行き来しつつ、CFP(上級FP資格)の勉強を始めましたが、試験よりも早くFPとして働きたいと思い、実際にFPの仕事をしている人との交流会に参加して、ネットワークを広げました。それがきっかけで、本格的にFPの仕事をスタートする道が開けました。
プロの厳しさを感じつつも、やりがいのある日々に満足!
2006年4月にFPとして独立し、現在は経験を活かして保険関係の執筆やセミナー講師を行い、忙しい日々を送っています。「20年間という長いOL生活のなかで、年齢を重ねるごとに仕事と生活への意識への変化があり、そしてたどり着いたのがFPだったと思います。また、こうしてプロのFPとして仕事を始めることができたのは、毎月こつこつ貯めたお金があったおかげだと思っています。会社を辞めるときに、お金がなければもっと不安になっていたと思います。
今は、プロとしての厳しさも感じ始めましたが、毎日が新鮮で、何より好きな仕事をしているということに幸せを感じています。これからどういう形でFPの仕事をするかはまだ模索中ですが、保険関係を中心に、独身女性に今までの経験を伝えられる仕事がしたいと思っています。48歳でも夢は叶えられた。何事もあきらめないで欲しいですね。」(古川さん)
ファイナンシャル・プランナー古川悦子さんのブログ
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