シングル女性は住居費が22~29%
シングル女性の可処分所得は30歳未満が約20万円、30代が約24万円、消費支出は30歳未満が約17万円、30代が約23万円となっています。男性と比べて、収入、支出は少ないですが、食費が少なく、住居費が高いのが特徴です。女性の場合、支出の中で最も多いのが住居費。30歳未満が22%、30代では29%を占めています。住まいにおいては、駅から近い、2階以上など安全性を重視したり、広さや環境なども考慮するなど、男性よりも住居選びには妥協がないのかもしれません。
食費は男性よりも少なく、食費に占める外食の割合も43%となっており、外食が52.5%だった男性と比べて自炊派が多いことがわかります。女性の方が多い食料の費目は「野菜」と「お菓子」でした。
そのほか、男性よりも多い支出は被服費、家具・家事用品、その他消費の中の理美容費となっています。
<シングル女性の支出内訳>
(資料:平成16年全国消費実態調査)
大切なのは自分が納得した使い方をすること
統計データを見てみましたが、これが正しい使い方というわけではありません。ライフスタイルや住んでいる地域、実家暮らしか一人暮らしか、などによっても支出内容は異なってきます。首都圏で一人暮らしをしている人なら、家賃が月収の3割を超えることは珍しくないですし、実家暮らしなら家賃や食費も少ないでしょう。大切なのは、「自分が納得した使い方」をすること。
そのためには、お金をかけるもの、かけないものを自分なりに選別していくことが求められます。あなたが大切にしていることは何ですか? 車にお金をかけたい、キャリアアップのための勉強にお金をかけたい、など重視したいポイントは人それぞれ。他人とお金の使い方が違っていてもいいのです。現在の家計を把握して、ムダ遣いをなくし「自分が大切にしていること」に多くのお金を使えるようにしていきましょう。
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