一人の時間を有意義に使って自分を磨きましょう! |
でも、一人暮らしは経済感覚を身につけるチャンスでもあります。今回は、毎日の暮らしを楽しみながらマネーセンスをアップさせた一人暮しの女性3人にお話を聞いてみました。3人とも貯蓄がないことにあせりを感じて家計の見直しを始めたことをきっかけに、生活も大きく変わってきたようです。
社長になったつもりで経営管理力を磨くM美さん
一人暮らしを始めたときは毎月赤字だったというM美さん(25歳)。細かいことが苦手でお金のことには無頓着だったM美さんも、貯蓄のない生活にだんだんと不安を感じて家計管理を始めることにしたそうです。「普通の家計管理はなんとなく所帯じみている気がしてやる気になれなかったのですが、30歳までに起業したいという夢があったので、自分が会社の社長になったつもりで家計を切り盛りすることにしたんです。」(M美さん)
起業関連の本を読んで「経営者」の考え方を学びながら、30歳までに500万円貯めることを目標に、毎月の予算を決めて支出をエクセルで管理していきました。
家計を自分の会社に見立てて経営すれば、マネーもキャリアも磨かれます! |
家計管理を通じてキャリアアップにもつなげているM美さん。最初の3ヶ月はきつかったそうですが、1年経った今は支出管理にもすっかり慣れたそう。でも、起業という夢があるからといってそんなにスムーズに行くものでしょうか?何か秘訣がありそうですね。
「30歳までに500万円を貯めるには単純計算で毎月5万円、ボーナスで20万円を貯めなくてはいけません。でも、それまでまったく貯蓄していなかった私が、初めから毎月5万円も貯められるはずがない(笑)。大きな目標を立てても挫折するなと思ったので、最初の3ヶ月は2万円ずつ、4ヶ月目から3万円というように、少しずつ毎月の貯蓄額を増やしていくことにしたんです。
それから、好きなものをやめようとするとストレスが貯まるので、大好きな旅行は続けています。その代わり洋服は高価なものは買わなくなりました。今後は収入アップも計画に入れていますよ。」(M美さん)
自律した社員が求められる時代になり、「経営者の視点」で考えることは、家計管理だけでなく、自分のキャリアプランを考える上でも多いに役立ちます。利益を上げられる会社になるためには、受身のままではダメ。よい商品・サービスを提供して売上を上げる(いい仕事をして収入アップ)、効率よく経費を使い(ムダを省いて自分にとって大切なことにお金を使う)、利益を増やし、次への投資に回す(貯蓄を増やす・投資で殖やす・自己投資)。この考え方はぜひ参考にしたいですね。
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