「根拠を知りたい!」好奇心から占いの世界へ
「『アンチ占い』だったからこそ、自分の目で占いの本質を確かめたかった」(みさきさん) |
みさきさん:半年間、専業主婦をしていましたが、私には無理でした(笑)。1日中家にこもって、掃除や洗濯をする毎日にストレスがたまってきて、主人に「週2~3回働いたら?」と言われて(笑)、主婦をターゲットとしたマーケティング会社で働き始め、しばらくして会社が社業変更をして、人材教育会社のマネジメントをするようになりました。
ガイド:それまではまったく占いに興味はなかったのですか?
みさきさん:はい、占いは嫌いでした(笑)。でも、ちょうどその頃、損保代理店をしていた友達が「収入もいいし、やりがいもあるけど、もっと違う仕事がしたい」と占いの学校を探していたんです。その学校がたまたま私の会社のすぐ近くだったこともあり、「忙しくていけないから、代わりに聞いてきて」とパンフレットを渡されて……(笑)アンチ占いでしたが、「そこに行けば占いの根拠がわかるかもしれない」という好奇心から、すぐに無料体験コースを申し込みました。
ガイド:そんな偶然な出会いだったんですね。そこではどんな勉強をしたのですか?
みさきさん:まず、データなら信じられると思って、統計学である四柱推命を習いました。自分や同僚、友人のデータを出していくと、当たっている!ということが多くて、的中率の高さに驚かされました。でも、そこで教えていた先生は「占いを見る」というよりも、「人を見る」というスタンスだったので、それもよかったと思います。
ガイド:そこでタロットも習ったのですか?
みさきさん:いえ、まだそのときはタロットに疑いの目を持っていました(笑)。オーストラリアにいたときに見てもらった占い師さんが怖いことしか言わなかったんですよ。だから、占いはデータしか信じないと。でも、タロット占いをしている友達から、「データだけではわからないこともあるからやってみたら?」と言われて試しにやってもらったら、それがすごくよかったんです!
ガイド:わたしもタロットは怖いというイメージがありました(苦笑)。
占いは人生をHappyにするツール
占いは人生哲学。占いを使って自分を知れば、人生をハッピーにできる! |
みさきさん:当時働いていた人材育成の会社で使っていた目標達成シートは、自己分析が3分の1を占めていました。自己分析をすることで、ものすごくみんな変わってくるのを目の当たりにしてきたので、「自己分析」そのものに興味を持っていたのですが、それが占いと一致したんですね。
強みと弱みがわかっていると、心がぶれません。そして、バイオリズムを知っていると、今はこういうリズムだから落ち込んでいるときにがんばらなくていいんだ、とか、今は行けるときだからここで行かなきゃ!とか。モチベーションが落ちるときもあるので、そのときに何をするかを知っていれば、目標を達成する気持ちを失わない。そこに戻ってくればいい。そこがすごく似ている。それを知っている人は強いですよね。
占いというと「あやしい」と思ってしまうのはもったいないです。私のタロットは霊視ではなく、出てきたカードと自分の心情を照らし合わせるものなのです。他力本願のために使うのではなく、自分と向き合うためのツールなんですね。わたしはそのお手伝いをするだけ。占いをやってるというと「えっ、じゃぁ見えるの?」といわれるんですけど、見えません(笑)
ガイド:私もタロットをやってもらったことがありますが、カードのメッセージを聞いた時に、もともと自分の心にあるのに見て見ぬふりをしていたことを指摘されたというか、念を押される感じでしたね。「やっぱりそうか」と安心したり、「早く行動しよう」と背中を押されたり、そんな効果があるなと思いました。
みさきさんは、「人材教育」と「占い」がつながって、占いで起業することになったのですね。
みさきさん:今までの仕事の中で、マネジメントが一番楽しかったし、「あなたと会うと元気になるわ」と言われるのがうれしかったので、人と何かをすることがやりたかったんですよね。でも、占い師になりたいわけじゃなくて、人とコミュニケーションをとる中で、たまたまツールとして占いがあっただけ。私にマネーリテラシーがあればFPでもよかったし(笑)、税理士とかやっていたかもしれません。
占いは人生をHappyにするツール。だから、肩書きも占い師ではなく、「ハッピーコーディネーター」としました。
次のページでは、みさきさんのこれからの夢と、お金の使い方も聞いてみました。