ところが、この宝くじ（年末ジャンボ）、300円のお金を払って取り戻せる金額は平均すると150円未満です。宝くじを買う回数が少ないうちに大きな金額が当たり、そのまま宝くじの買い付けをやめれば、大きな儲けのまま終わることができますが、宝くじを長期間買い続けるほど、投資金額の半分以上が損失になっていきます。もしくは、絶対に当てたいためにその時のすべての宝くじを買えば、確実に投資金額の半分以下しか戻ってきません。
実際には宝くじを連番で10枚買い、その結果９割が損失という場合が多いのですが、長期間買い続けると時々大きめの金額が当たるため、計算上は半分強の損失に近づくことになります。ところが、少し大きめの金額が時々当たることによって期待が膨らんでしまうため、宝くじにはまってしまう場合も多いのでしょう。
短期で多額の金額を得ることのできる確率は低いのが一般的です。例えば、（年末ジャンボだと）1等の2億円があたるのは1000万分の１の確率です。
