事業に投じたお金に返済期限はない!
私がB社に投資した100万円は、事業を行なうために出しているわけですから、当然、会社が事業をやめない限り戻ってきません。つまり、債券などのようにいつ返してもらうというような期限(満期)があるわけではありません。
お金を返してくれるのは、会社が事業をやめるときです。その時に、会社の資産を全部売却し、そのお金で借金を返済し残った金額が、自分の出資分に応じて戻ってくるわけです。
事業をやめるとき
倒産すれば株券は紙くず同然かも? |
投資家の負担金額は限定
ただ、会社が負っている借金(負債)まで、さらに上乗せして(出資した金額以上に)支払って!と会社から頼まれることはありません。最悪の場合でも、出資したお金がなくなる程度で済むとういうことになります。つまり、出資者の負う責任が限定されているのです。この優れた仕組みが、現代社会で「株式」が広く使われている理由の一つでもあります。
(損失が出資以上に膨らむのは、株式投資を信用取引で行なった場合です。株式投資を普通取引で行なっている場合には、最大の損失でも出資分までに限定されます。混同しないようにして下さい)