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マネーリテラシーを磨け! FP資格勉強のススメ

FP資格の取得が人気となっており、1990年代が半ばからFP資格取得者が激増しています。さらに国家資格にもなったFP資格。そもそもFPとは?また、FP資格は必要??

執筆者:上野 博美

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FPって?


FPには、「ファイナンシャル・プランナー」と「ファイアンシャル・プランニング」という2つの意味があります。

ファイナンシャルプランナーはお金のお医者さん


ファイナンシャルプランナー」という職業は、一言で言えば、お金のホームドクターというところでしょうか。
ホームドクター
FPはお金のホームドクター
「かかりつけのお医者さん(ホームドクター)」は、医療全般の専門知識を持っていますが、例えば、「内科が専門!」というように、より得意とする分野を持っています。 
 
体の具合が悪くなり、例えば、内科という看板が掲げられているホームドクターのところに行くと、まず診察され、その結果内科の範囲と判断されれば、処方・治療をしてくれますが、専門外と診断されると、適切な治療をしてくれるお医者さんを紹介してくれます。

ファイナンシャルプランナーは水先案内人


お金のホームドクターであるファイナンシャルプランナーは、マネー全般の知識を持った、「不動産」「保険」「資産運用」・・・などの各専門家です(お医者さんで言えば、内科医、外科医などにあたりますね)。

ファイナンシャルプランナーは、相談者の家族構成や、収入・支出、資産、負債、保険などのデータを集め、相談者の夢や希望、目標(ライフプラン)を聞き、現状を分析(診察)した上で、他の専門家(他の専門分野を得意とするFP、税理士、弁護士、社労士など)と協力しながら、包括的に資産の設計を行い(ファイナンシャルプランニング)、相談者のライフプランが実現するように、水先案内人として、相談者と人生を共に歩んでいきます。

ファイナンシャルプランナーはコーディネーター


ファイナンシャルプランニングを行うには、広範囲にわたる、より高い専門性が必要です。それを極めるために、一人の人が、「銀行勤務」「保険会社勤務」「不動産会社勤務」「税理士」「社労士」「弁護士」・・・すべてにおいてプロとして十分な経験を積むとなると、あっという間に60歳を越えてしまいます。つまり、一人のファイナンシャルプランナーがすべての範囲において極めて高い専門性を持つということは、至難の業です。

そこで、相談者にとって最適な専門家をコーディネートし、質の高い提案を行なっていくことになります。よりよいコーディネートをするためには、ネットワークが不可欠で、よりよいネットワークを持つには、自分の持つ専門分野のレベルをより高く保っておく必要があります。

水泳のゴールドメダリスト北島選手は、「チーム北島」のおかげで夢を達成し、さらなる夢を追いかけていますが、主役であるひとりひとりがライフプラン上の夢を達成するために、お金の面からサポートをするチームのリーダーとなるのがファイナンシャルプランナーなのです。

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