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株式分割に学ぶ!マネー感覚はOK?(2ページ目)

人は、時々非合理な行動をとります。マネープランニングにおいては、それを知っておくことが大切です。今回は、最近よく耳にする「株式分割」から、私達の陥りやすいワナを探ってみます。

執筆者:上野 博美

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もらった株式分はタダという錯覚も…


資本を増やしているわけでもないのに、以前は、株式分割のことを無償増資と呼んでいました。株主からすると、保有する株数が増えるため、タダで株券をもらったという錯覚に陥りやすくなります。

増えた株式数は利益と勝手に連想する傾向に


理論的には、1株を2株に株式分割をすると、株価が半分になることは当たり前のことなのですが、日本経済が力強く上昇している頃は、株価も右肩上がりで、株式分割によって株価が一旦下がったとしても、好業績に支えられ株価は株式分割前の株価水準に戻ることが多く、増えた株数分が株主にとってそのまま利益になることが多かったのです。
非合理な期待
根拠がなくてもみんなが上がると思えば株価は上昇

そのため、株式分割の発表が行なわれると投資家には「儲かる!」という連想が働き、株式分割という発表だけで、合理的根拠は何も無いのに株価の上昇要因となっていました。また、「成長が著しい株式は株価が高くなるため株式分割を行なう」という連想が働くと、逆に株式分割の発表だけで、その企業は成長が著しいと連想し買い要因になる場合もあります。

(株式分割は、株主にとっては保有株数が増えることになるため、1株当たりの配当金の水準に変化がなければ、株数が増える分、受け取る配当金額が増えることになり、株式分割は株主にとって嬉しいという要因になることもありえます。)

では、ここから本題です!

Q1.リンゴの世界生産量は30万トンよりも多いと思いますか?それとも少ないと思いますか?




  • 多い
  • 少ない


Q2.それでは、ズバリ何トンだと思いますか?



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