20代のうちから老後の心配をしている人がいます。先々のことを考えることはいいことですが、ただ不安に思っていても何も解決しませんし、せっかくの人生の時間を不安な気持ちで費やすのは得策ではありません。

マネープランの基本の「き」を解説シリーズの3回目。今回は、お金のプランを立てるときの大事な手順についてです。

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■お金持ちも、老後の心配をしています……P1
■マネープランは、この順番で考える!……P2


お金持ちも、老後の心配をしています

かなりの資産を持っているのに、老後の生活費を心配している人もいます。生活スタイルなどを聞いて、将来の収支のシミュレーションをして結果を見せると、やっと安心します。なぜでしょうか。

いくら預金があれば安心、なんていう決まった金額は、実はありません。不特定多数の方に同時に情報提供するときは、平均値を用いて例を示すしかありませんが、本当は必要金額は人それぞれです。

休みのたびにダイビングだキャンプだとレジャーを楽しむ人もいれば、家で本を読んでいるのが極上の幸せという人もいて、かかる金額が違います。今の会社の中でステップアップしていきたいと考えている人と、一念発起して事業を起こしたいという人、1年間休職して海外留学したいという人とでは、そのために行なうべきことも、準備すべき金額も異なります。

マネーについての不安は、貯蓄の金額が原因ではないのです。お金持ちでさえ不安になるのは、「自分が」準備すべき額がわからない、「将来の予測が立てられない」からです。将来の予測を立てるには、お金のことよりもまず先に、自分が何をしたいのか、どんな生活をしたいのかを考えることが必要ですね。
 
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