まとまったお金で運用を始めたい人は、株式と債券に分散投資
長期の分散投資。これが王道! |
「長期」とは、株式などを購入したら、長期間保有して時間をかけて値上がりを待つようなスタンスのこと。「分散」とは、種類の異なる複数のものに投資することを言います。理想は、国内外の株式と債券に幅広く投資することですが、まずは日本株式と外国債券の組み合わせだけでもよいと思います。
分散投資には投資信託が便利ですが、日本株式は個別の銘柄に自分で投資するのもおススメめです。運用の力や経験値が上がるし、楽しいですよ。銘柄選びでは、今すぐ上がる銘柄よりも、将来にわたって成長を続けていきそうな銘柄を探します。毎日毎日株価の動向に一喜一憂するのではなく、どっしり構えて将来に向けて資産を築く体制にするのです。
■参考
・サブプライム問題なんて関係ない資産運用
・シリーズ1の株式の項目
・同 投信の項目
どこで買える?
株式投資は証券会社に口座を開設して行います。投資信託は証券会社のほか銀行などでも扱っていますが、金融機関によって手数料に差があります。オールアバウト読者なら、手数料などが安めのネット証券もおすすめです。(参考リンク集:マネープランに基づいて株式投資をしよう)
どう分散させる?
「日本株式:外国債券=1:2」くらいの割合がいいのではないかと思います。一度にこの割合で購入するのではなく、まずは資金の3分の1くらいを使って購入し、半年くらいたったらまた3分の1くらいを購入、さらに半年後に……というように数回に分けて購入します。値段が高めの時にまとめ買いしてしまう可能性を減らすためです。しばらく投資に充てない資金は、満期の短いネット定期預金などにしておくといいですね。ひとこと
外国の債券は、先進国の債券をベースにしましょう。分散投資における債券の役割は、儲けることよりもリスクの低減にあるからです。新興国のものを取り入れたいなら、株式や株式投資信託を選びましょう。新興国のものはリスクは高めですが、資金の1割程度の割合にとどめておけば、リスクを大幅に増やすことなく利益率のアップが期待できます。「すぐに結果が出ないとイライラするタイプ」の人は、次のページへ!