それぞれのお金の性格に応じて効率よく働かせる
皆さんは仕事をしたり家事をしたりと忙しい日々を送っています。ですからご自身でお金を働かせる必要はありません。今、お金を必要としてる人や銀行や企業または国などにお金を貸すと考えてください。
例えば預金は、私達の大切な財産を銀行に預かってもらっている訳ではありません。
本当に銀行が預かってくれているのであれば、私たちは預け料を銀行に払わないといけませんね。
銀行は私達の口座を管理して、通帳を作って、そのために店舗をかまえて社員を雇い、私達の預かり金の出し入れのためにATMを設置しているのですから。
こうやって考えると現実的には私たちは銀行にお金を貸してあげているということがよく理解できるでしょ?
口座に預金を預けておくと、通帳の上では金額がきちんと記帳されていて、動いていないように見えますが、実際には私達が預けているお金を、個人や企業に利息をつけて融資したり、運用したり、事業に投資して集めたお金を働かせているのです。
そして私達は銀行にお金を貸した見返りとして、わずかですが利息を受け取っています。
相手が企業であれば、私たちは株式や社債を通じてお金を貸していますし、国が相手であれば国債などを通じてお金を貸しています。そして配当や値上がり益を受けとっています。
お金を貸すのですから、相手が銀行であれ企業であれ国であれ、きちんと相手のことも調べなければなりませんね。
しかし、そのような調査をするための専門的な知識をもっている訳でもありませんし、経験も少なく時間もありません。
そういう弱点をおぎなうには、たくさんの人からお金を集めて、プロに運用してもらう投資信託などがおススメです。
ただし、どのような投資信託を選択するかは自分で決めなければなりません。
もちろん証券会社などの窓口にいけば、ある程度相談にのってくれますが、大切なのは自分の価値感やライフプランに合ったものを選択することです。
現在と将来の家計の財産や収支状況がどうなるのか?何のために資産を運用するのか?いつまでにいくら必要か?などを総合的に踏まえてバランスをとりながら検討していく必要があります。
このように「資産運用」という言葉で理解しようとすると分かりにくい金融の仕組みも、自分が今すぐ使うお金と将来必要なお金に区分けし、今すぐ使わないお金について、お金を増やしてくれるところに貸して増やしてもらうことと理解すると、より身近に感じるのではないでしょうか?
日本ではお金のことを正しく学ぶ機会があまりにも少なく、多くの方が保険や預金、投資について金融商品を「お付き合い」で購入していますが、大切な人生を支える金融商品は、自分に合ったものを自分で選択していきましょう!
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