金利が最高2回上がる定期預金
■取扱金融機関 東京スター銀行
■商品名 右肩上がり円定期
■ラインナップ(3種類)
● 3年タイプ[2年満期繰上特約付3年定期]
● 6年タイプ[4年満期繰上特約付4年定期]
●10年タイプ[6年満期繰上特約付10年定期]
■特徴
●それぞれ、3年定期預金、6年定期預金、10年定期預金
●預入期間中に、当初の金利からさらに金利が上がります
・3年タイプ 当初1年間1.00%⇒2年目1.10%⇒3年目1.20%
・6年タイプ 当初2年間1.10%⇒次の2年間1.30%⇒次の2年間1.50%
・10年タイプ 当初3年間1.60%⇒次の3年間1.80%⇒次の4年間2.00%
●利息は1年ごとにもらえます
●満期まで預ければ元本保証
●預け入れは200万円から(インターネットの場合は100万円から)
■募集期間 特に設定されていません。
■途中解約
原則できません。銀行がやむを得ないと認めて場合に限り解約に応じる場合もありますが、違約金が発生し元本割れのリスクが非常に高くなります。
■注意点
いずれも「満期繰上特約」というものが付帯されます。この特約は市場の金利動向等により銀行の判断で、所定の預入期間を短縮して満期にすることがあるというものです。
10年タイプだと6年満期繰上特約が付いています。6年後の時点で世の中の金利が低ければ、それ以上に高い金利を支払うこととなるので、6年で満期にします。
逆に6年後に世の中の金利が上昇し、普通の銀行で3%や5%の定期預金が扱われるような状況になると、それより低い金利を預金者に払えばよいので、満期は当初の予定どおり10年間延長されます。
だったらその時に解約して、もっと金利の高い預金に預け替えをしようと思っても、途中解約には応じてもらえません。
■その他
この他にも、あおぞら銀行のエクセレントファーストV (満期日繰上特約付定期預金)というのもあります。これは10年物の定期預金で、最高で年間3.0%(10年目)の金利がつきますが、4年後以降は毎年銀行の判断で、満期にするか継続するかが決まります。
■まとめ
預金商品は、今後ますます多様化し、仕組みも複雑化していくことが想定されます。私としては長かったゼロ金利時代も終わり、日銀の追加利上げがいつ実施されても不思議ではない状況の中で、今後を長期的な視点で見ると、金利上昇が見込まれる時期に来ていると考えています。
そんな変動期においては、金利情勢に合わせて、家計の財産をいつでも有利なポジションに移動することができるように、シンプルな定期預金で、かつなるべく金利の高い1年物の定期預金をおススメしたいですね。
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