ゼロ金利政策が7月13日、14日の日銀の政策委員会・金融政策決定会合で、5年4ヶ月ぶりに解除されました。今後の金利引き上げで家計はどうなる!?

【Contents】
■ゼロ金利政策っていったい何なの?(1ページ目)
■ゼロ金利解除で家計にどんな影響がある?(2ページ目)
■金利上昇時代の中での家計資産の舵取りは大切(3ページ目)

ゼロ金利政策っていったい何だったの?

ゼロ金利政策解除
日銀がついにゼロ金利政策解除!
ゼロ金利政策とは、銀行同士のお金の貸し借りの金利(短期金利)をほぼゼロにする政策です。今日借りて明日返すという銀行間のお金の貸し借りをオーバーナイト物と言いますが、銀行の大元である日本銀行が、その金利をゼロにするようコントロールしてきました。

バブル崩壊後に回収が困難な不良債権を多く抱えた金融機関は、なんとか財政を建て直そうと「貸し渋り」や「貸し剥がし」まで行うこともありました。

そのため健全な経営をしていた企業も融資が受けにくくなり、リストラや倒産に追い込まれたところも多々あり、世の中の景気が悪化していきました。

そこで景気回復の一環として1999年に登場したのがゼロ金利政策です。2000年に景気回復の動きに合わせて一旦解除されましたが、2001年3月に再開されました。

銀行間の金利がゼロになったことで、その銀行から融資を受ける民間企業も利息の負担が減るようになってきましたが、そのような状況でも十分ではないということで、先日解除された量的緩和も行われました。

家計分野においては結果的に住宅ローンなどの金利も下がりましたが、財産を増やす力でもある預貯金の金利も史上空前の低金利となってしまいました。

預金の利息が増えなくても、物の値段が下がっていた(デフレ)時期は実質的にお金の価値は目減りすることはありませんでした。しかし物価が上昇し始めた現在では、その上昇率以上に預貯金の金利が高くないとお金の価値は物の値段に対して実質目減りをするようになり、ミスマッチが生じています。

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