貯蓄/貯蓄できない人のための貯め方

10年計画で1000万円貯めてみませんか?

自分の貯蓄が1000万円あったら、どんなに安心だろう!と思う人も多いはず。具体的に計画を立てて、今からできることを着実におこなっていけば、決して不可能な金額という訳ではありません。10年後の1000万円の蓄えを手にするために今日から計画づくりを始めてみませんか。1000万円を10年間で蓄えるなら、まずは1年当たりで考えると、100万円の貯金をしていきます、これを12カ月で割ると1カ月当たりでは83333円の貯金になります。

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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1000万円貯金を目指して、本気で蓄えるなら、まずは計画づくりから!

皆さんは毎月・毎年の貯蓄を、目標を立ててやっていますか?何となく余ったお金を貯めていますか?今回の記事タイトルにあげた1000万円という蓄えは、「よ~し!がんばるぞぉ」という気持ちだけで貯まる金額ではありません。一方で、きちんと計画を立てて、今からできることを着実におこなっていけば、決して不可能な金額という訳ではありません。
 
夢の1000万円貯金にチャレンジ

夢の1000万円貯金にチャレンジ

 

リタイアまでに多くの財産を準備しておきたい!できれば早いうちからの貯金グセを

また、将来のセカンドライフを安心して過ごしていくためには、リタイアまでに多くの財産を準備しておかなければなりません。そのきっかけとして1,000万円の財産づくりにチャレンジするとしたら、30代までの早い時期にがんばっておくか、40代でがんばるのか、50代に駆け込みでなんとかするという中で、皆さんはどれを選びますか?

物価や賃金水準・日本の経済情勢が不透明な未来に先送りするよりは、早いうちにがんばる方が堅実で安全性も高まりますね。では、1000万円の蓄えを生みだすために、今月からどうすれば良いかということを、自分で把握して行動するために必要なものが「計画」です。

10年間で達成するという計画にムリがあったり、自分には合わないと思えば、15年計画にしたり20年計画にすることもできますし、1,000万円でなくてもいいのですから、目標額を300万円、500万円あるいは1,200万円と、自分に合わせて作れば良いですね。
 

目標が決まったら逆算して今月から動く!

目標額と期間が決まったら、逆算して将来の目標達成のために、今月から何をすればいいのかが分かります。まずは単純に割り算をしてみましょう。1000万円を10年間で蓄えるなら、1年当たり100万円の蓄えが必要です。これを12ヶ月で割ると1ヶ月当たりでは83333円です。毎月この金額を10年間蓄えていくのはきつい金額ですね。

しかし、1年間で100万円蓄えればいいのですから、例えば毎月5万円ずつ蓄えて年間60万円、ボーナス時に20万円ずつの年間40万円で、年間合計100万円となります。これを10年間続けることができれば、1000万円に到達します。

「今でも毎月2~3万円の貯蓄で目一杯なのに、毎月5万円はムリ……」という人も多いでしょう。だからと言って、安易に10年間で達成することをあきらめて、目標額を下げたり、期間を15~20年間などに延ばそうとしないで下さい。あきらめる前に、本当に何とか蓄えに回せるお金を増やすことができないか考えてみましょう。

毎月3万円の貯蓄を5万円に引き上げるには、食費やおこづかいを削って……という「節約」でもできるかもしれませんが、長丁場の計画ですから、つらさとガマンを伴うことはあまりおススメできません。ならば知恵を使っていきましょう。その差額2万円を今の家計から生みだす方法はないか?家計をぜひチェックしてみて下さい。
 

毎月の貯蓄額をさらに増やす方法

家計の「使途不明金」をチェックしてみましょう。これが家計の中でみつかったらラッキーです。使途不明金とは、何かの物やサービスに使ったにも関わらず、何に使ったか記憶に残らないお金。思い出せたとしても、「あ~あ、なんであの時あんなものを買ったのだろう……」と、後悔することが多いお金でもあります。

家計管理されている家庭では、この使途不明金も少ないということもありますが、多くの家庭の場合、この使途不明金が発生しています。毎月1~2万円、ボーナス時には10~20万円の使途不明金が発生することも珍しくありません。年間では、毎月1万円×1カ月とボーナス10万円×2回で合計32万円、10年間の合計は320万円です。

毎月2万円×12カ月とボーナス20万円×2回なら年間64万円で、10年間なら640万円を貯蓄にまわせる計算です。ちょっとした家計管理をするだけで10年後は大きく変わります。使途不明金の削減は、基本的な生活水準を変えるものではありませんから、生活を変えることなく蓄えにシフトしていきやすいです。
 

お金があると使ってしまう人も貯蓄体質になれる

「手元にお金があると、ついつい使ってしまって……」という方への特効薬は、給与天引きや口座引落しでの蓄えです。お金が手元に来る前に蓄えに回してしまうという方法です。最初からなかったものと思って蓄えを差し引いたお金で家計のやりくりにトライしてみましょう。そして、一度蓄えにまわしたお金は目標額に到達するまでは、何がなんでも引き出さないという誓いも大切ですね。

さらにチェックしたいのが、ムダな保険料を支払っていないかということ。年間の保険料を12万円削減できたら、毎月蓄えにまわせるお金が1万円ずつ増やせることとなります。

これまでの毎月・毎年の貯蓄額+使途不明金+ムダな保険料の削減で、年間100万円の蓄えの現実性はグッと近づきました。決して夢ではありませんね。1年間継続してみると、いつの間にか貯蓄がどんどん増える家計に体質改善できています。

あとはパパとママのやりくり次第。「よ~し!今月からチャレンジしてみよう!」と思ったあなたは、すでに10年後の1000万円の蓄えを手にしたも同然です。コツコツが勝つコツです、がんばってみませんか?

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