30代の一人暮らしのうち17.5%が、貯蓄1000万円以上!

これまで、「1000万円以上貯めている人が言わない口グセ3つ」「1000万円貯めている人は、“完璧”を目指さない」など、「1000万円以上貯めている人」の傾向についてお伝えしていますが、では1000万円以上貯めている人は、実際にどれくらいの割合なのでしょうか。
 
1000万円以上貯蓄している人、思ったよりも多い?少ない?

1000万円以上貯蓄している人、思ったよりも多い?少ない?



そこで今回、金融広報中央委員会が2018年11月9日に発表した「家計の金融行動に関する世論調査」の[単身世帯調査]と[二人以上世帯調査](2018年)のデータから、20代~60代の、一人暮らし、二人以上世帯それぞれのケース別に、ガイドが計算してみました。さて、あなたの年代について、ぜひチェックしてみてください。

※当記事の「貯蓄」とは、「金融資産」全体のことをさします。また、例えば来月のカード引き落とし代など、日常的に使うために一時的に貯めているお金ではなく、将来のために備えている貯蓄や運用のためのお金をここでは「貯蓄」とします。
 

一人暮らしの人のうち、30代は17.5%、40代は28.9%

一人暮らしの人のうち、20代~60代まで、貯蓄が1000万円以上あると答えた人の割合は以下のようになっています。(データより、ガイド西山が計算)

●20代・・・2.9%
●30代・・・17.5%
●40代・・・28.9%
●50代・・・42.6%
●60代・・・52.8%


さすがに一人暮らしの20代の人で、貯蓄1000万円以上という人はわずかな割合です。ところが30代になると17.5%に増えます。「6人に1人の割合」と考えると、意外と多いと感じるかもしれません。

40代、50代になると割合はさらに増えて、3、4人に1人の割合、60代になると、およそ2人に1人の割合になります。
 

二人以上世帯の人のうち、30代は21.0%、40代は39.9%

では、二人以上の世帯の場合はどうでしょうか。20代~60代まで、貯蓄が1000万円以上あると答えた人の割合は以下のようになっています。(データより、ガイド西山が計算)


●20代・・・5.0%(一人暮らしでは2.9%)
●30代・・・21.0%(一人暮らしでは17.5%) 
●40代・・・39.9%(一人暮らしでは28.9%)
●50代・・・53.5%(一人暮らしでは42.6%)
●60代・・・62.0%(一人暮らしでは52.8%)

二人以上の世帯でも一人暮らしと同様に、やはり20代から年代とともに割合が上がっています。また、どの年代でも、一人暮らしの人に比べると、二人以上世帯の人の方が1000万円以上の貯蓄がある割合が高くなっています。

ただし、30代では、一人暮らしが17.5%、二人以上世帯では21.0%と、双方でそれほど大きな違いはありません。

二人以上世帯には、結婚して夫婦で収入がある人、働いているのは夫(または妻)だけという人などさまざまな背景の人がいます。30代は、結婚などにより住宅を購入したり、子どもの教育費がかかったりするケースが考えられます。また、家族のなかに収入を得られる人が複数いると、(たとえ、住宅購入費や子どもの教育費がかからなくても)つい財布のヒモがゆるくなって出費がかさみ、貯蓄が増えないというケースも考えられます。

「夫(または妻)が貯めていると思って、すっかり安心していた」「実家住まいで、収入はすべてお小遣いとして使っていた」と、一人暮らしではない人は、貯蓄に意識が向いていない話もよく聞きます。二人以上世帯でも、貯蓄を忘れないようにしたいですね。
 

自分が将来やりたいことなどを基準に、貯蓄計画を立てよう

今回は、参考情報として1000万円以上貯めている人の、年代別の割合をお伝えしました。自分の年代の割合を見てどのように感じたでしょうか。

以前の記事、『「1000万円貯めている人」は友達に話しているか?』でもお伝えしましたが、貯蓄額について、よほどの仲でない限り、知人、友人には話さないという人が多いようです。「お金なんて全然ない~」といっている友人が、実は1000万円以上持っているケースも十分ありえるのです。

「みんなもお金、全然貯めていないみたいだし…」などと周りの話を基準にせず、自分が将来やりたいことなどを基準にして、ぜひ、貯蓄計画を立てていってください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。