秋篠宮紀子様が男の子(親王)を出産したという、うれしいニュースが日本中を駆け巡っています。巷では、出産ブームの到来を期待する声も上がっています。
夫婦共働きで子どものいないDINKSカップル……今は、2人で楽しく暮らしているけれど、一生DINKSというのは少数派。秋篠宮紀子様の男子出産を目にして、こんな会話をしているDINKSカップルの方、いませんか? 「私たちもそろそろ子どもが欲しいな……」、「……でも、いくらかかるのかな? 私たちでも大丈夫かな?」今回の記事では、そんな疑問や不安にお答えします!
【記事のインデックス】
子育てに最低限必要な年収は、いくらと思っている?……1P目
子どもが1人増えたら、生活費はどのくらい増える?……2P目子どもにかかる教育費はいくら?……3P目子育て費用の負担、どう乗り切る?……4P目子育てに最低限必要な年収は、いくらと思っている?
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子育てにはお金がかかると分かっていても、実際にいくらかかるかは知らない……平成18年8月22日の記事「2人がDINKSでいるワケは?」で、「子どもを持てない最大の理由は、お金の問題である」と書きました。では、世間一般の人は、子どもを育てるために最低限どのくらいの収入が必要だと考えているのでしょうか?
厚生労働省「少子化に関する意識調査」(2004年)から、子どもを1人育てるのに必要だと考える最低限の世帯年収は、すでに子どものいる夫婦の場合、夫は591万円、妻は567万円と回答しています。一方、子どものいない夫婦の場合、最低限必要な世帯年収を夫は714万円、妻は594万円と回答しています。
子どものいない夫婦は、子どものいる夫婦よりも、子どもを育てるのに必要な世帯年収を高く見積もっている(特に夫は、その差額は123万円!)ということになります。これは、子どものいない夫婦は、感覚的に「子育てには、お金がかかる!」と思っていて、実際には、「いくらお金が必要か、分からない」というのが本当のところではないでしょうか?
<子どもを一人育てるのに必要だと考える世帯年収> |
夫は、子育て費用の実態を妻よりも把握していないので、 夫の方が妻よりも子育て費用を高く見積もっている!? ※厚生労働省「少子化に関する意識調査」(2004年)により作成 |
子育てにかかる費用は、実際にいくらでしょうか?