夏のボーナスは、何と言っても貯金! |
【記事のインデックス】
■前編(今回)
投資をする人は増えているの?……1P目
まだまだ貯蓄中心の日本人!……2P目
今から投資のことを考える……3P目
幸せなライフプランは自分で実現する……4P目
■後編
投資への初めの第一歩は?
インターネットで投資を学ぶ
本や雑誌で投資を学ぶ
もっと効率的に投資を学ぶには
百聞は一見に如かず、
百見は一考に如かず、百考は一行に如かず!?
投資をする人は増えているの?
■夏のボーナスの使い道ランキング、不動の第1位は「貯蓄」!ネットリサーチのDIMSDRIVE「ボーナスに関するアンケート 2007」によると、昨年(2007年)夏のボーナスの使い道は、「貯金」と回答した人が43.7%で、ここ数年不動の第1位となっています。一方、「投資・運用など」と回答した人は9.5%で、第9位にようやくランクインしています。「投資・運用など」と回答している人の割合は、ここ数年は1割前後で推移しており、あまり変化は見られません。
「自己責任の時代」とか、「貯蓄から投資へ」と言われて久しいですが、個人の金融資産は、実際に「貯蓄から投資へ」シフトしているのでしょうか?
■確実に投資をする人が増えている!?
ネットリサーチのマイボイスコム(株)が定期的に実施している「金融商品への投資」に関するアンケートから「現在投資している金融商品」について時系列で比較してみました。比較したのは、2003年、2005年、2007年の3回分です。
※マイボイスコム(株)による定期アンケート「金融商品への投資」 (第1回~第4回)を基にガイド平野が作成 |
株(日本企業)、株式投資信託、外国株式、不動産投資信託などリスクの高い金融商品へ投資している人の割合が増え、金融商品には投資していない人の割合が減っていることから、2003年から2007年にかけて、確実に金融商品へ投資をしている人の割合が増えていると言えます。
この背景には、銀行や郵便局(現・ゆうちょ銀行)での投資信託販売解禁やインターネット証券、インターネット銀行を通しての購入など金融商品の販路が拡大したことが挙げられるでしょう。また、証券税制の優遇措置などの税制面の後押し、そして何よりも、インターネットを中心に投資情報が充実し、誰でも容易に投資に関する情報を入手できるようになったことが挙げられます。
けれども、個人の金融資産が、貯蓄から投資へ十分にシフトしたと言えるでしょうか? 日本と先進国の家計の金融資産の構成を比較することで考えてみましょう。