クレジットの支払いが遅れたり、お金が借りられなくて「ひょっとして自分はブラックリストに載ってるかも?」と、心配になったことはありませんか?何だか恐い響きの『ブラックリスト』の素朴な疑問について、お答えします。『個人信用情報』を見に行こう!と合わせてご覧下さい。
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1 ブラックリストは、どこにある?
2 事故情報って何?
3 事故情報Q&A
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1 ブラックリストは、どこにある?
■どういう物なの?
「ブラックリスト」とは、一般的に『要注意人物を書いたリスト』として認知されています。銀行や、ローン会社等がお金を貸す時に、個人信用情報機関でブラックリストをチェックする!そんなイメージがあるようです。ところが、ご存知の方も多いと思いますが、ブラックリストという、要注意人物を書いたリストは、ありません。
■ブラックリストは、ないの?
個人信用情報機関では、データーベースの中に人物リストを作ってはいないので、ブラックリストは存在しません。通称で、返済に滞りの無い通常の情報をホワイト情報、返済が滞った事故情報をブラック情報と言うことから、ブラック情報が個人信用情報機関に登録されたことを、「ブラックリストに載った」という言い方をされているようです。
ブラックリストはないけれど、事故情報は登録されます。
2 事故情報って何?
■どんな情報なの?
個人信用情報機関によって、多少の情報の違いがあります。共通しているのは、次の様な内容です。
*延滞の内容
延滞発生から、その後どうなったか(長期延滞、延滞後入金、延滞回収、延滞後解約等)
*代位弁済
*取引停止、強制退会
その他、公的情報として、破産宣告等の情報を登録する機関もあります。
事故情報と言われるものは、支払いが遅れた(延滞)から、それがどうなったかという全て情報を指します。また、実際に個人信用情報機関では、「事故区分」や「異動」という風に表示されています。
■いつから「事故」になるの?
これが、気になるところです。「クレジットカードの支払い日に、銀行口座の残高が足りずに引き落とせなかった!」こんな経験をした人も多いはず。この場合、クレジット会社の次の引き落とし日までに(同じクレジット会社でも、銀行によって毎日引き落としがかかるところと、次の週、○日に引き落とし等、さまざまです)口座にお金を入れれば、すぐには「事故」になりません。
おおよその目安ですが、3カ月以上滞納した場合は「延滞」という事故情報が、登録されます。
次のページでは、事故情報はいつまで登録されるの?家族への影響は?等の疑問にお答えします。