どの弁護士に頼んでも同じ? 差は表れない?
法律家に相談する。誰に頼んでも同じ? 自分に合った法律家はどうやって選ぶ? |
もしもこのような問題に直面してしまったら、誰かに相談したいものです。解決のヒントを得ようと、周囲の人に相談しても明確な答えは返ってこない。そんなときは問題解決のため、早期に専門家に相談すべきでしょう。毎月の返済に窮し、借金の整理が必要になったときもそうですが、通常は専門家や弁護士・司法書士(以下「法律家」とします)の力を借り、解決することもよくあることです。
でも、交渉や法的手続きを通して今後を担う「法律家選び」は迷うところかもしれません。
同じ法律家でも、どの法律家に相談したらいいのか分からないからです。電話帳で調べたり、インターネットで検索しホームページを見て探しても、なかなか決められず迷われることでしょう。
また、どの法律家に依頼するかによって、これからの方針や方向性などには「差」が表れるのも現実です。借金を整理する方法「任意整理」の場合で例えると、債務圧縮効果で何十万円の差がつくことも考えられます。
そこで今回は、どのようなことを基準に検討すべきなのか、何十人もの法律家と仕事をしている私から見た“法律家を選ぶポイント”をご紹介したいと思います。
すべてをマスターしているスーパーマンはいない!
まずは「依頼しようとしている分野を得意にしているのか?」を確認したいものです。その分野だけをする「専門」とまではいかなくても、力を入れていて得意分野としているのかをチェックです。多くのことに当てはまる仕組みかもしれませんが、いくら専門家といえども、多岐にわたっている全範囲をマスターしている人はいません。
私(ファイナンシャルプランナー)もそうです。お金を借りる・返す関連のガイド範囲内でしたら、特化しておりますので絶対の自信がありますが、保険や税金、株も!とはいえません。それが弁護士ともなると、扱う分野は非常に多岐にわたります。すべてをマスターすることは、いくら優秀な人でも無理なことです。
病院だってそうです。風邪をひいて眼科や外科には行きませんよね。