教育ローンを多く借りて、余った分を普通預金へ!?
親子でお金や進学などについて話し合う機会を持つことも大切
具体的にいうと、必要なのは100万円なのに、借りられる限度額いっぱいまで融資を受けようとするのです。必要な分以外は備えとして普通預金に入れておく、という方も。「もしものために」という気持ちもわからなくはないのですが、必要以上に借りると結局、自分を苦しめることになりますし、損もしますので、必要な分だけを借りるようにしましょう。
借りて余った分を普通預金に入れておくといっても、この低金利時代では賢明な方法とはいえません。結局、当初とは違う目的に使ってしまったなんて人もいるようです。それは絶対によくありません。
教育ローンの利息はこんなにかかる!
ここで、お金を借りるとどれくらい利息がかかるのか、具体的な例を挙げてみましょう。■金利5%、返済期間10年、元利均等返済の場合
200万円借りる → 返済総額255万円
300万円借りる → 返済総額382万円
これを見れば、教育ローンを利用するにしても、最低限不足している分だけにしようという気持ちになるはずです。また、授業料以外の生活費なら、子ども自身にアルバイトで稼いでもらうという方法もありますよね。
教育ローンは教育資金準備の最終手段
教育資金の準備は、- 積み立て:まずは計画を立てて自力でやってみる
- 奨学金:用意できなかった足りない部分を、子どもと一緒に利用を検討
- 教育ローン:はじめからこれに頼らず、最終手段として
子どもを育てる親の経済的負担は大きいものです。まして、2人、3人と子どもがいるとそれはもう大変でしょう。でもその分いっぱい子どもから、いろいろなものをもらうこともあるかと思います。早期計画や工夫、協力などによって、しっかり育て上げることはできるはずです。
親が子どもにどのような成長を望むのかは人それぞれでしょうが、子どもの可能性を引き出してあげたいと思うのは、すべての親の共通の願いでしょう。そのために、お子さんと「お金」や「今後のこと(進学など)」について、本音で話し合っておき、親子ともに自覚を持つ。これも大切なプロセスかもしれませんね。
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