ピンチはチャンスって本当?借金実例(後)
真実を明らかにしないままで、離婚していいの? このままでは本当の意味の解決は出来ない。
借金のことを打ち明けたら、夫に離婚を告げられたYさん。家計のやりくり等の不得手が大きな要因の借金だったので、夫にその理由をきちんと打ち明けられずにいました。でも、このまま離婚ではあまりに心残りが多すぎる。

借金の理由を知らない夫に、状況を説明する為にYさん宅に伺ってみましたが、状況は少しでもよくなるのでしょうか…。

修羅場での説明

Yさん宅にお邪魔すると、ご主人は険しい顔で、Yさんは借りてきた猫状態。子どもたちも部屋に引っ込んでしまいました。事情を自分で打ち明けることは難しそうな雰囲気だったので、私からご主人に今までの経緯や借金をした本当の理由を説明しました。

初めのうちご主人は険悪な顔つきでしたが、しだいに険しさがとれてきました。ご主人は「なぜ、言ってくれなかったんだ」と優しくYさんに話し始めました。

「給料が減ってもずいぶんと、上手くやりくりしてくれているなと思っていたんだ。借金したのは仕方がないが、理由がはっきりしないのに腹が立った。俺に隠れて何に金を使っていたんだ! と思ったよ。でもこんな思いをさせていたんだな…。負担かけて、悪かったな」。

ご主人は、Yさんが辛い家計状況にじっと耐えて、はてに借金をしてしまったことにショックを受けていました。このような状況になるまで気がつかなかったことにも。そして、離婚すると言っても自分のことを思って借金の理由をいえなかったYさんの気持ちを知り、もう借金ついては怒る気持ちもなくなっていました。

「仕事が忙しいことを理由に、あまりにも会話が足りなかったかもしれません。これからはお互いに何でも話し合うようにします」と話してくれました。