破産の影響をカバーするには
破産で受ける影響をカバーする方法だってある。 |
例えばマイホームがある、自分は会社を経営していて取締役だ、保険の仕事をしている、などの状況の人だと簡単に決断はできないでしょう。こういった人は、破産以外の方法を模索してみていただきたいです。破産以外に個人再生や任意整理、特定調停などの解決法もあるのです。破産ではなく、個人再生で解決ができるとなればこの影響はカバーできます。マイホームを持ったまま(住宅ローンを抱えたまま)借金を整理する個人再生は、破産のような職業・資格制限はないのです。
実生活での影響は?
破産すると、生活が極端にひもじく一変し、高価なもの以外も取り上げられる、と思い込んでいる人もいます。しかし実際は、生活するのに必要なものは当然そのまま、生活レベルを上げすぎていた人以外は、極端に変化することはありません。ただ、ローンなどで支払いが残っているものは基本的に返さなければいけなくなります。所有権留保というのですが、クレジットカードや信販での購入は、完済するまでは信販会社などが所有者であり、それまで購入者はただの使用者でもあります。そのため、ローン返済中の自動車は、基本的に引き上げられることになります(逆に言いうと、破産してもローンがなく、売っても値段がさほど付かない車は持っていられるということです)。
あと、パソコンやビデオカメラなどの高額なものも同様の仕組みで、引き上げられることが基本です。絶対にないと困る、生活ができないというものならば、可能な限り自己破産以外の方法を考える。もしくは現金で買える、代用の車やパソコンといった必要物を用意するという策もあります。