連帯保証の本当の意味

日本特有の「連帯保証人」どうにかならない?
「連帯保証人」。その本当の意味は?「保証人」とは違う!?
他人の借金を保証するというこの制度。お金を借りた本人(主債務者)が返済できないときに、その人に代わって返済をすることだろうと捉えられていることが多い。が、正確ではない。この捉え方で正しいのは単なる連帯ではない「保証人」についてのこと。

保証人と連帯保証人では状況が異なるのです。単なる「保証人」ならば貸し手から、返してくれといわれても“まず主債務者に請求してください”といえます。

「連帯保証人」の場合、その主張はできなく、借りた本人とまったく同じ立場に置かされています。つまり、連帯保証人自身がお金を借りたことと何ら変わりない責任を負うことになるのです。これが単なる保証人と連帯保証人との違いです。

しかも私たちが普段、「保証人」と呼んでいるものの多くは「連帯保証人」を指すと同時に、貸す側が求めているものも「連帯保証人」であるというのが実情なのです。

なってはいけない。それも優しさでは……

あれこれ連帯保証に関する現実を述べましたが、防御策としての結論は、頼まれても連帯保証人にはなってはいけないということになってしまいます。連帯保証人になるなら、イザというときはその人の代わりに払ってあげるくらいの気持ちでなるべきです。それがイヤなら断るべきです。

冷たいようですが、最終的にはそれが本人のためになるケースが多々あるのです。身を引くときに自分の意思だけで引けない状況というのは非常に辛いもので、主債務者を余計に苦しめる手助けになってしまいます。

保証人のことを気にして、前を見ることができないのです。赤字で債務超過、今後の見通しも立たない経営状況でも、「絶対に会社を潰せない!」と闇雲にまだ高金利業者から借りようとさせる要因になります。連帯保証制度は、解決策を図るときに完全たる足かせなのです。