リボルビング払いはこう考えると便利!
便利そうなリボルビングも、結構高金利ですね。 |
先ほどの基本式を使い利息を計算できますが、リボの場合、基本は月単位で考えられているため、ちょっと工夫して簡単に計算することができます。
リボ手数料は15%の金利(年利)としましょう。当然各社によって金利は違います。年利で15%なのですから1ヵ月あたりは、15%÷12ヵ月=1.25%が月単位の手数料となります。
つまり、“リボ払いの残高×1.25%=その月に払う手数料”となります。
残高が20万円ならば、2500円が1ヵ月の手数料となります。
やっぱり損!? リボ払いの具体例
リボ払いを具体的に見てみましょう。〔例〕1月に4万円、2月に2万6千円、3月に2万円の買い物をしたとき。
1月 使った金額40,000円(リボ残高40,000円)
金利手数料 40,000円×1.25%= 500円
支払う額 1万円+500円 翌月への繰越額 30,000円
2月 使った金額26,000円(リボ残高56,000円)
金利手数料 56,000円×1.25%= 700円
支払う額 1万円+700円 翌月への繰越額 46,000円
3月 使った金額20,000円(リボ残高66,000円)
金利手数料 66,000円×1.25%= 825円
支払う額 1万円+825円 翌月への繰越額 56,000円 ……
と続きます。ただしこれは説明する上で、買い物をした日や締切日については考慮せずに計算しています。そのため厳密な値ではありませんが、大筋の仕組みはこのような流れとなるのです。
よく数字を見てみると、リボ払いは“利息を先送り”することに気が付くでしょう。買い物を止めても、しばらくの間は金利が取られるのです。リボの場合、計算上は1ヵ月で考えますが、利息を全体の総額で捉えないと大きな損失になることを覚悟せざるを得ないのです。
1日で1万円に対して “5円弱”?
どうでしたか?これで実際の利息を計算することができるようになったと思います。最後にもうひとつだけ。こんな方法もあります。
難しいことはなしに“1万円に対して一日あたり”でみる見方です。
数値だけいうと、金利18%だと1万円に対して一日あたり「5円弱」。現状では違法ともいえる最高値、29.2%だと1万円に対して一日あたり「8円」が掛かるという捉え方です。
18%で30万円のキャッシング残があるとすれば「5円弱」の計算を使って、30万円×5円で一日あたり150円の利息が掛かっていることが分かります。一ヵ月ならばそれに30日を掛け、4500円となり1ヵ月で4500円弱の利息になることが推測できます(式を使って計算すると4438円と出ます)。29.2%で30万円残ならば、30万円×8円で一日あたり240円の利息。掛ける30日で1ヵ月7200円の利息が取られることが分かります。
大ざっぱな考え方かもしれませんが、全然分からないよりは、ずっと良いことです。月単位であればさほど大きな誤差はありませんから、キャッシングなどを利用する前にちょっと考え、暗算してから判断するなどに利用されてみるといいかと思います。
利息を小さいと思うか否かは、人それぞれの金銭感覚にもよりますが、こんな時代だからこそ大切に考えるべきだと思います。消費者金融ではありませんが、ご利用は計画的に!
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