ビデオカメラの画質の良し悪しは、個人的な嗜好があるので、一概にこのビデオカメラの映像はよいが、このビデオカメラの映像は悪いと決められません。しかし、ある程度、価格によって画質が異なることは間違いありません。


ビデオカメラの画質を決めるものとは?

一般的に、各ビデオカメラメーカーでスタンダード機として押している機種は、画質的には相当ハイレベルにあり、大きな差がありません。したがって、価格的のも同レベルです。

しかし、たとえば1万円前後でフルハイビジョンというビデオカメラもあります。こうしたビデオカメラの映像は、10万円前後のビデオカメラのハイビジョン映像とは明らかに差があります。

というのも、安価なビデオカメラの場合、単にフレームサイズが「1920×1080」というフルハイビジョンと同じというだけで、画質もフルハイビジョンと同じとは限らないのです。この差はなにかというと、次の3つの要素が影響します。

  1. レンズ
  2. 撮像素子
  3. 画像処理エンジン

映像の画質を決める要素は多くありますが、基本的にはこの3つが大きく影響します。この3つの機能を比較することで、ある程度ビデオカメラの画質が推測でき、それぞれの要素が価格に反映しているということになります。

■レンズ
レンズは、光の入り口。ここで、どれだけきちんと光を取り込めるかがきれいな映像のポイントです。要するに、細かい部分まできちんと写るレンズを利用すれば、画質も良くなるのです。そのために、高画質な絵像を得るにはさまざまな補正用のレンズを複数枚利用することもあります。したがって、それだけ価格も高価になるというわけです。

■撮像素子
撮像素子は、レンズからの光を受光し、それを電気信号に変換するパーツです。撮像素子を大別すると、CCDとCMOSという2種類があります。以前は、CMOSよりもCCDの方が高画質だといわれていたのですが、技術開発が進み、CMOSでもとても高画質なものが開発されました。しかも、CMOSはCCDよりも消費電力が低く、しかも高速に処理できることから、高性能で高画質なCMOSを採用するビデオカメラが多くなりました。

■画像処理エンジン
画像処理エンジンは、撮像素子から送られてきた映像の電気信号を、MPEG形式などパソコンで扱える形式に変換し、メモリーに記録します。このとき、パソコンで写真の画像補正を行うのと同じような画質処理をおこなうプログラムが同時に機能しています。簡単にいえば、映像データを画質補正するプログラムが機能しているのです。こうして画像処理された映像が、メモリーに映像データとして記録されるのです。したがって、この画像処理エンジンの良し悪しも、画質に大きく影響します。

ビデオカメラを選ぶときに画質を考慮する場合は、これらの3つのポイントをチェックしてみてください。3つのポイントそれぞれに力を入れている機種もあれば、撮像素子に力を入れている機種、あるいは画像処理エンジンに力を入れている機種などがあります。場合によっては、撮像素子と画像処理エンジンに特徴があるという機種もあるでしょう。それぞれ、どこに力を入れているかによって、ビデオカメラ独自の絵作りがされ、好みの画質ができあがってきます。


画質で選ぶときにおすすめのデジタルビデオカメラ

・ソニー HDR-PJ590V
大容量の画像データを、高画質なまま高速処理し、高解像度で低ノイズな美しい映像を表現する画像処理エンジン「BIONZ」を搭載。また、16:9型の「“Exmor R” CMOSセンサー」を搭載することで動画の有効画素数を大幅にアップ。これによって高精細な映像が得られます。


・キヤノン iVIS HF M51
キヤノンのプロ用ビデオカメラと同じ撮像画素「HD CMOS PRO」を搭載。プロと同じクオリティの美しい映像を楽しめます。また、「こだわりオート」は、38のシーンを自動認識し、シーンに応じたキレイな映像を撮れます。


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