選ぶのが難しいデジタルビデオカメラも、ポイントを押さえれば自分に合ったものを選ぶことができるはず
最近のデジタルビデオカメラ事情
どのビデオカメラを選べばよいのか、結論から言えば、どこのメーカーのビデオカメラを購入しても、失敗はありません。要ずるに、「ハズレ」がないのです。その理由は、どのメーカーのビデオカメラもとても優れていて、性能的な差が少ないからなのです。現在のビデオカメラの特徴を、ちょっとまとめてみました。いってみれば、6つの標準機能ですね。
- AVCHD形式のハイビジョン映像に対応
- 映像は内蔵メモリーに記録する
- 撮影シーンに応じて自動設定
- 手ぶれ補正機能
- 暗いところでもきれいに撮れる
- 顔認識機能
これらの機能、以前であれば、どれか1つでも対応していれば、それだけで購入の決め手となったのです。しかし、現在のビデオカメラでは、これらの機能が標準として搭載されているのです。極端に言えば、この6つの機能が標準機能といっても過言ではないのです。
ということで、ビデオカメラを選ぶ基準としては、この6つの基本性能をチェックしてください。これらが搭載されていれば、十分満足できる映像が得られます。
まずは6つの標準機能を確認しておこう
■AVCHD形式のハイビジョン映像に対応(1920×1080画素)現在は高精細な映像が撮れるフルハイビジョンが主流。フレームのサイズは、1920×1080画素。
■映像は内蔵メモリーに記録する(記録方式と記録メディア)
フルハイビジョン映像を記録するための記録形式は、AVCHD(エー・ブイ・シー・エイチ・ディ)が主流です。このAVCHD形式の映像は、ほとんどの機種に内蔵メモリーに記録するタイプを採用しています。なお、内蔵メモリーからは、SDメモリーやメモリースティックなどのメモリーカードに記録することもできます。
■撮影シーンに応じて自動設定
最近増えているのが、シーンに応じた設定を自動的に行い、きれいな映像を得られるという機能です。たとえば、曇りの日の設定、夜景を含めた夜の撮影での設定、色のバリエーションが多い場所での設定など、シーンに応じて一番きれいな映像を撮れるように、自動的に設定してくれる機能です。
■手ぶれ補正機能
現在のビデオカメラでは、手ぶれ補正機能がほとんど標準機能として搭載されています。
■暗い所でもキレイに撮れる
撮像画素や画像処理エンジンの改良により、暗いところでもキレイな映像が撮れるようになってきました。
■顔認識機能
現在ではどのビデオカメラも搭載し、標準機能となった感のある顔認識機能。複数の人物がいても、それぞれの顔を認識して、きれいに撮ってくれるというものです。動いている人物の顔を追いかけ、しっかりとピントの合った顔を撮れたり、より多くの人数でも顔認識が機能するなど、きれいな映像を撮るための必須機能ですね。
6つの標準機能を押さえたところで、次のページでは、デジタルビデオカメラ選びの決め手となるポイントを解説します。