「旅行積立」 は本当にお得?普通預金や定期預金と比較すると
「旅行積立」は、帰省や記念旅行など、予定が決まっている人はもちろん、予定が決まっていない人も預金より大きく増えるので、貯めるモチベーションがアップします。
2018年・最新「旅行積立」情報
旅行積立とは、航空会社や旅行会社にお金を積み立てて、満期時に一定のサービス額が上乗せされるサービスです。積み立てたお金は、その会社のサービスや航空券などに使えます。また、クレジットカード払いが出来る会社ならポイントが貯まりますし、ボーナスマイルがもらえる会社もあります。
期間限定3%のサービス額!
JTBたびたびバンクは、毎月一定額だけではなく、一括でお金を預けたい人や、まだ旅行の予定がない人、ハワイやクルーズ旅行に行きたい人向けのプランもあります。■定期積立プラン
毎月積立コースと、一時払いコースが選べます。サービス額は1.75%。満期後は、パッケージツアーや海外旅行の航空券などに使えます。期間は1年から5年ですから、来年旅行に行きたいという時も間に合います。満期の積立額は毎月コースが、5000円から2000万円まで。一時払いコースが、3万円から2000万円です。満期後、積み立てたお金は、1円単位で旅行に使え、使いきれなかったお金は次の旅行に使えます。
■フリープラン
満期がないので、具体的な旅行の予定がなくても始められます。お金があるときに積立たり、毎月積み立てることもできます。サービス額は、0.8%。貯めたお金は、JTBの店舗、JTBのインターネットサイトで予約した旅行の決済にそのまま使えます。(一部利用できない商品があります)
■ハワイ積立・クルーズ積立
2018年2月28日までの募集期間限定のプランです。サービス額は3%。ハワイ積立は、ルックJTBでハワイ旅行を申し込むと、ワイキキのデューティーフリーショップTギャラリアで使える50ドルのクーポンがもらえます。
クルーズ積立は、船内で使える5000円相当の引換券がもらえます。
積立額は30万、50万、100万円のコースがあり、一括払い、毎月払いが選べます。積立期間は6か月、12か月、18か月、24か月。
注意点は、満期後5年以内に旅行に行かないと、貯めたお金が使えなくなってしまうことです。
普通預金の金利の300倍!
JAL旅行積立は、最初の1年間は3%のサービス額がつきます。都銀の普通預金金利は0.001%、定期預金の金利が0.01%ですから、300倍~3000倍です。その後も2.5%と高金利!預金なら満期金から20%の税金が引かれますが、旅行積立はそのままサービス額が旅行券で受け取れるところも魅力です。満期旅行券は6万1000円から5000万円まで設定できます。帰省から世界一周クルーズ旅行まで利用出来そうですね。JALカードの会員なら、カード払いでポイントも貯まります。コースは3つ、「毎月払い」「一時払い」、満期が6ヶ月の「一時払い6ヶ月満期コース」です。旅行券の券種1万と1000円の内訳は、JALが決めます。旅行券の有効期限は10年です。
JAL旅行券は飛行機に乗るときだけでなく、JALパック、JMB ツアー、JALホテルでの宿泊や食事、空港のJALのお店、機内販売、空港宅配、レンタルモバイルなどでも使えます。
リピーターの特典が魅力!
ANA旅行積立プランも、6ヶ月から60ヶ月の積立期間で、最大年利3%のサービス額(積立期間最初の1年間)が付きます。さらに、リピーターには、満期後6ヶ月以内に、再度契約すると、10万円ごとに1000円のANA旅行券がもらえます!カード払いならマイルも貯まるのがうれしいですね。コースは3つ、「毎月払い」「一時払い」、満期が6ヶ月の「一時払い6ヶ月満期コース」です。
ANA旅行券は飛行機に乗るときだけでなく、ANAスカイホリデー、ハローツアー、ANAホテルでの宿泊や食事、空港のANAのお店、機内販売、空港宅配などでも使えます。旅行券の有効期限は5年です。
2018年2月28日までの期間限定で発売される、ハワイ限定ANA旅行券は、サービス額年利3.8%!満期旅行券30万円以上、一時払いと、毎月払い、預入期間は24か月まで。ハワイのツアーだけでなく、ANAのデューティーフリーショップでも使えるところがミソです。
格安航空券やツアーも!
格安航空券やお得なツアーでおなじみのH.I.Sにも旅行積立があります。貯めチャオ一括払いと、毎月払いの他にボーナス併用払いコースもあるので、計画的に貯められます。積立期間は6ヶ月から5年。年利換算は一括払いで1.8%から2.45%です。JR、私鉄の切符も!
パッケージツアーだけでなく、JR、私鉄の切符、国内航空券にも変えられるのは、近畿日本ツーリストの旅したくです。毎月3000円以上の積立で、期間は6ヶ月から36ヶ月です。毎月積立の他に、ボーナス併用積立と、一括払いもあります。サービス額は一括払いで年利換算1.75%から2%。元本保証で高金利。いいことづくめの「旅行積立」ですが、デメリットはないのでしょうか?
旅行積立の注意点
注意しなければいけないのは、コースの変更が出来ない事と、中途解約した場合も現金ではなく旅行券が戻ってくる会社もあります。そのため1年以内の中途解約の場合は、1,000円未満の旅行券を発行出来ない場合は、元本割れになることもあります。現金が戻ってくる会社も、1000円未満は切り捨てという会社もあります。旅行券や満期金には、各社有効期限がありることも要注意です。家族を喜ばせようと、ナイショで旅行積立をしていたら病気になったり万一のことがあった場合、有効期限内に家族が気づかなければ、大事な旅行の権利が使えなくなることも考えられます。
また、「積立」という名前はついていますが、預金保険機構の対象ではないので、預けたお金は会社が倒産した時は保障されません。
貯めたお金がどの旅行に使えるかを、チェックすることも大事です。サービス額は年利換算3%でも、他社のツアーや、自分でLCCの飛行機を使ったりポータルサイトを使って宿を予約した方が、安くなるケースもあります。
旅行積立は、しっかり旅行のお金を貯められるという点は、とても優れています。メリットとデメリットをよく比較して検討してみましょう。
*記事本文は、紹介した金融商品を勧めるものではありません。金融商品については、必ずご自身で確認の上、預入、購入の判断はご自身でなさって下さい。
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