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社会人になったら生命保険に入るべき?(2ページ目)

新社会人が生命保険に加入する最も多いパターンが、「保険の一つくらい入るのは常識よ!」と保険外交員さんに勧められ、なかば勢いだけで加入してしまうケース。新社会人に保険は必要なのでしょか?

執筆者:海野 千絵

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どんな保険に入ればいいの?

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男性も女性もまったく同じ保険でいいのかな?
新社会人は、「遊びたいけどお金がない!(お給料が少ない!)」という世代ですね。保険料負担はできるだけ少なくしたい(むしろ払いたくない)というのが本音だと思います。しかし、現実には、営業員さんに勧められるまま保険に加入して、高い保険料を払うハメになることも……。

収入が多いとはいえないこの世代は、保険料もなるべく抑え、将来に向けての貯蓄に少しでも資金をまわせるように努めましょう。

医療保障の目安としては、入院日額5000~7000円程度は確保しておきたいものです。例えば、CMでおなじみの医療保険に、22歳で加入した場合(入院日額5000円・終身型)で、月々の保険料はたったの1500円程度です。これなら、毎月の保険料支払いの心配をすることもありませんね。保険料の安い若いうちに加入したというメリットを活かすためにも、保険料が一生変わらない終身型の医療保険を選びましょう。

男性も女性もシンプルな医療保険に加入しておき、将来、必要に応じて死亡保障を拡充していけばよいのです。また、加入する際には、次の点も少し考えてみましょう。男性の場合と女性の場合とでは異なります。

生保初男くん(男性)の場合

・近いうちに結婚する予定がある
・保険料の安いうちに将来の保障のベースを確保しておきたい

という男性には、医療保険にプラスして終身保険に加入するのもひとつの方法です。愛する家族が増えれば、自分に万が一のことがあった場合の経済的リスクをカバーするために、死亡保障が必要になります。子供が生まれるまでは、500万~1000万円程度の死亡保障で十分でしょう。しかし、通常の終身保険は、契約時の予定利率が将来にわたって適用されてしまうため、低金利の今、加入するのはあまりオススメできません。

生保初子さん(女性)の場合

・婦人科系の病気が心配
・素敵な人が現れたら結婚するかもしれない

という女性には、女性特有の病気のリスクに備え、医療保険に「特約」をプラスして保障を拡充させる方法があります。子宮筋腫や卵巣のう腫などの女性特有の病気は低年齢化が進んでおり、20代後半~30代前半にかけては、男性よりも女性の方が、入院率が高くなっています。また、結婚後、仕事を辞めても保険をそのまま継続できるよう、保険料負担のあまり大きくないものを選択しておく方がよいでしょう。


生命保険はライフスタイルの変化に応じて見直すものです。将来、結婚したり、子どもが生まれた時点で、家族に対して死亡保障の必要性が出てきます。守るべき人ができた時に、死亡保障を増額することをオススメします。その際も医療保障については、継続して確保しておく必要があります。

社会人1年目、預金や貯金が少ないからこそ「転ばぬ先の杖」として生命保険に加入してはいかがでしょうか?


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